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2016.07.12

LcND2016/07「ドラゴンクエストの音楽」

LinkclubNews掲載コラム、07月分より、
タイトルは「ドラゴンクエストの音楽」
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つい最近びっくりしたのは、東横線渋谷駅でドラクエの「序曲」が発車ベルとして使用されていたことです。ドラクエが30周年ということで、いろんなメディアで取り上げられています。

・「ドラゴンクエスト」の「序曲」を、東横線渋谷駅の発車メロディとして期間限定で使用します! |東急線沿線ニュース|東急電鉄

発車ベル的なアレンジかと思ったら、ほぼオリジナルのリアル音源だったので驚きました。やたらと元気がでそうな感じです。残念なのは、フレーズの切れ方が、どことなく不自然かなぁ。

CMでも驚いたのは、トヨタの「アクア」です。テレビという別のメディアから、ゲームでの馴染みの往年のサウンドが流れると、やはりドキッとして意識が釘付けになってしまいます。特に素晴らしいのは「おおぞらをとぶ」が採用されていたもの。あれは否応無しに感情が揺すぶられました。

どこまでもせつない、優雅なハイでロングなトーンではじまるメロディーに対して、クリシェっぽく下降していく低音で感情が高まり、ここぞというところでナポリっぽい和音が出てくるので、そのあたりで感情崩壊するわけです。裏で咆哮するホルンの壮大さも感涙ポイント。いやー、なんという名曲でしょうー、そこまで叙情的なゲームBGMも、当時は斬新だったでしょう。

と、ここまで書いておいてなんなんですが、わたし完全なまがい物で、ドラクエはプレイしたことありません。ただ、やはり世代的に大流行していたことは確かで、友達の家に行っては見聞きはしていたので、その音楽の素晴らしさだけは、身体に染み込んでおります。

ドラゴンクエスト音楽の生みの親「すぎやまこういち」さんについては、もう誰しもが御存じかとは思いますが、やはりとってもユニークな経歴なんです。音大の試験はピアノがあるので諦めて、仕方なく学費の安い東大に進んだとか。フジテレビの社員で名ディレクターだったとか、数々のヒット曲やCMソングだとかは、逸話はゴロゴロ出てきます。どこか生き様が違うってのが、大作曲家に備わっている資質なのかもしれません。

もっとも「すぎやまこういち」さんは、ゲーム音楽にクラシックの要素を持ち込んだ第一人者だとも思いますし、個人的には、東京・中山G1ファンファーレこそが、すぎやまこういち!って思っていたりします。

カッコいいというのにふさわしい堂々たるファンファーレ。ラスト前にベースがマイナーで下降して行くフレーズなども、よーく参考にさせてもらいました…。あるいはドラクエの「そして伝説へ…」の冒頭ファンファーレを連想したり。実は競馬も全くの門外漢ですが、JRAは著名な作家にたくさんファンファーレを委嘱しているのです。お金が回るって、そういうことなのですね。最後はタイトルと主旨がズレてしまいましたが、本題に戻すと、ドラクエの音楽は、いずれも神曲であることも間違いはないのです。

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