LcND2016/02「NAMM Show2016より気になるもの」
LinkclubNews掲載コラム、02月分より、
タイトルは「アナログレコード再燃の傾向」
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毎年恒例、世界最大級の楽器展示ショー「NAMM Show2016」が1月下旬に開催され、これまた数多く楽器メーカーが世界中から参加。すでにたくさんの現地レポートなどが、メーカーや楽器店などのサイトでまとめられておりますが、ここでは、私の本当に勝手な独断と偏見で気になる製品をピックアップしてみます。
まず「これイイ!」と思ったのが、ローランドさんのデジタルカホン「EC-10」
・Roland ELCajon EC-10 | Electronic Layerd Cajon
そもそも「カホン」と楽器は御存知でしょうかね? 名前の由来通り、スペイン語で「箱」というものです。スペイン語ですので、そもそもはフラメンコ発祥の楽器。木製の箱型で、イスのように腰掛けて手などで叩いたりしますが、タダの木箱だとつまらないので、内部にいろんな共鳴するものを仕込んで、叩く場所や強さによって、さまざまな音がなるというもの。イメージ的には「簡易ドラムセット」みたいな感じですが、ドラムセットに比べて簡単に運搬できるので、小さなライブハウスやストリートでは大変重宝する楽器なのです。
そのアナログテイストなカホンを、さらにデジタル化して電子音をプラス、もっと多彩な表現ができるようになりますね。もちろんアイディア自体は、昔からあったのでしょうが、実用商品化したという点で素晴らしいです。本当の意味でマルチパーカッション化してますね。今後あちこちのライブでの活用が期待されます。
次の「これイイ!」は、M-Audioさんの「Accent Module」
ピアノ音源Moduleがいいですね。というのも、かつては鍵盤弾けば音が出て当たり前だったのが、いつしか音源非搭載のMIDIキーボード化した88鍵盤に乗り換えてしまった私なのですが、やっぱり、すぐに音が出るってのが有り難く感じる年頃になってきまして、またハード音源に戻りたくなってきました…。こんなニーズも多そうだなと…。目の付け所がいいですよ、最高。
もうひとつ「これワクワクする!」は、フランスの振興メーカーExpressive Eさんの「Touché」
「トゥーシェ」と読むらしいのですが、新しいタイプのコントローラーです。「触る・叩く・滑らす」などの細かなアクションを感知して、音楽的表現をするものです。具体的にどんなことができるのかは、こちらの動画をご覧頂くけるといいですね。タッチ面が木製というのもポイントでしょう。アナログのインターフェイスって、なんだか無性に触ってみたくなるという。
もちろん、これ以外にも、有名メーカーの新製品などもたくさん発表されてましたので、また機会があれば、ピックアップして掘り下げて紹介してみます。貴方は、どんなアイテムが気になりますか?
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