LcND2015/10「往年シンセ名機、復活ブーム到来」
LinkclubNews掲載コラム、10月分より、
タイトルは「往年シンセ名機、復活ブーム到来」
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Rolandより「Roland Boutique」シリーズが発表されました、同社の往年のアナログシンセサイザーを、サイズをコンパクトにしながらもサウンドは当時のものを忠実に再現するというコンセプト。
実はRolandが、後追いのような感じできましたが、先にYAMAHAも「reface」シリーズで、同じように歴代名機を蘇らせたことが頭をよぎります。
・reface concept site - reface - ヤマハ株式会社
世代的には40前後の人で「あの当時は、せっせっと打ち込みなんて嗜んでましたよ」なんてユーザー層の方には、この展開に、どうしてもニヤツイテしまうのであります。DTMやらシンセを牽引してきた二大メーカーのRolandとYAMAHA、しかも、ほぼ基本コンセプトをぶつけてきました。あの音源モジュール規格、GSとXG抗争なんてのも懐かしい頃合い。購買ターゲットは明らかに、人口が多い世代ですから、そこに訴えかけるには、この「往年の名機」っていうキーワードは、全くもってジャストなのであります。いやはや食指が動く動く。
両メーカーとも、外観はコンパクトなミニサイズで、内部は本格音色再現、電池駆動で、小型スピーカーを内蔵しているところまで共通してます。シリーズ詳細では、YAMAHAさんは「reface CS」「reface DX」「reface CP」「reface YC」の4機種。Rolandさんは、「JP-08」「JX-03」「JU-06」の3機種と、合体用のミニ鍵盤「K-25m」つまりRolandは、本体のみ3種あって、それぞれに共通で組み合わせる鍵盤だけの部分用意しているのです。
全部をここで取り上げるには、スペースが足りませんので、独断と偏見と思い入れで「reface」からは「reface DX」を見てみます。そりゃもうFM音源、万歳です。あのエレピサウンドを聞いたときには、懐かしさで感涙です。音色の記憶の訴求力ってのも凄いもんですね。4オペレーターの12アルゴリズムです。私は、当時でこそ、音作りエディットに挫折しましたが、これくらいならいけるかな? さらにエフェクター2系統搭載ってのが、いかにも現代っぽい仕様。往年オリジナルのDX7と蘇ったreface DXを比較プレイしている動画ありました。以下、ご覧ください。
さて「Roland Boutique」からは「JP-08」をピックアップしてみます。ここでのオリジナル名機は「Jupiter-8」ですか、これはもうRolandシンセ=Jupiter-8くらいな代名詞。オリジナルのプリセット音色なんかは、こちらの動画でどうぞ。これもとっても耳に懐かしいなぁ。
オシレーター波形の種類も揃っているようですし、Envelopeが2発で、充実していますね。JP-08に限らず、この「Roland Boutique」シリーズすべて最大発音数が4なのですが、チェインモードといって、2台を連結することで8音まで発音できるようです。いずれも数量限定とされていますので、予約必至かと思われます。
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