« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015.04.14

LcND2015/04「ミュージシャンとして使うAppleWatch」

LinkclubNews掲載コラム、04月分より、
タイトルは「ミュージシャンとして使うAppleWatch」
----------------------------------
AppleWatch、4/24発売ですが、すでに予約が開始しております。

・Apple Watch - Apple Watchの予約注文 - Apple Store(日本)

Og apple watch

いやはや、とっくに予約されてしまった方も多いんでしょうか。新しもの好きには、たまらないアイテムなんですが、実用性からすると、もう少しタイミングを見極めた方がよいかも……。と、目下悩み中です。

まずは音楽プレーヤーとしてのAppleWatchですが、ストレージ容量は全部で8GBで、音楽ファイルは、そのうち2GBまで転送できるとのこと。人によっては「それじゃ足りないよ」と感じる方もいらっしゃるとは思いますが、iPhoneを格納庫としておいて、AppleWatch単体に保存して置ける分としては、結構十分なんじゃないかと思います。

それよりも、手首からコントロールや視認できるという利便性と音楽活用を考えると、いろんな妄想が広がります。まず、当たり前に思いつくのは、ストップウォッチやメトロノームやチューナーの類い。これは、恐らく間違いなく対応するアプリが出てくるとは思うのですが、iPhoneアプリとの差別化とするならば、ビートを手首のヴァイブで感知できるということでしょうか。例えば、同時に複数のメトロノームが鳴っているシチュエーションってのは、滅多にないことかもしれませんが、部活動の練習スペースなんかでは、みんな各々基礎練習してたりするんで、振動でテンポをとる装置ってのは、意外にも重宝するかもですよ。

02 m

手首につけるってことは、AppleWatchの加速度センサーのようなもので、ちょうど指揮者の手ぶりの動きからテンポを割り出して、音楽ソフトのテンポコントロールに使用するってのはどうかな? いや、もう手首を振ることで直接サウンド鳴らすなら、パーカッション系のインターフェイスとして、シェーカーやマラカス、タンバリン代わりにできそう。電子楽譜の譜めくり用のタッチデバイスにできるかも。

さらには、タップテンポ。直接画面をタップしてテンポを割り出す機能。バンドメンバー全員が、このタップテンポを共有することで、声や動作で、テンポとカウント出しする必要がなくなったりね。曲順(セットリスト)を変更するときも「スケッチ」の機能で、曲名や曲の番号をンバーに告知するとか。スマートに出来れば、こりゃ便利かなって思います。

ライブなどで、鍵盤でコード演奏するときに、手元で確認するためのプロンプター的なビューワーとか。iPhoneアプリで有名な「i Real Pro」の簡易版のようなもの。指定したテンポで表示が切り替わって、常に2〜3小節先のコード進行だけが確認できる。

音楽制作のシチュエーションなら、DAWのコントローラーとして。iPadでLogicのリモートコントロールをするためのアプリで「Logic Remote」がありますが、そのAppleWatch版など。

・iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Logic Remote


単体のデジタルレコーダー、TEACのWi-Fi対応の「DR」シリーズ、これはiPhoneなどのスマホをリモコンとして使えるという画期的なアイディア製品でしたが、これも、AppleWatchをリモコン代わりにする方向でさらに利便性が向上しそう。

・製品: DR-22WL | TASCAM

はたまた、シンセのフィジカルコントローラーのひとつとしては、テルミンのようなもの、DJツールとしてフェーダー代わりとか、もっと未知なサウンドデバイスになる可能性がありますね。そう考えていくと、ちょっと愉しみです。

| | トラックバック (0)

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »