LcND2014/01「音痴は治るんですか?」
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
LinkclubNewsDigest01月分より、
タイトルは「音痴は治るんですか?」
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まずは本年もよろしくお願いいたします!
新年早々ですが「音痴」について考察してみましょう。
こんなびっくりするニュースを見つけました。てんかんの薬が音痴の特効薬?
・【音痴に朗報】てんかんの薬で歌ヘタが改善できる可能性が明らかに:ハーバード大学研究 - IRORIO(イロリオ)
まぁ、読む限り、薬を飲めば、すぐに改善されるというものでなく、
服用と音感訓練を同時に進めると、音感が改善されるというもの。
特効薬とは言い辛いですが、なにかしらの効果は期待できるというくらいでしょうかね。
でも、音痴で悩んでいるかたには興味深い話題でしょうか。
わたしくしもこの時期は、幼稚園の音感指導の現場に赴くことが多いのです。
3歳から5歳児というのは、本当に成長差が著しいですね。
どうして、こんなに違うんだろうと思うくらいに、音感のセンスはバラバラです。
音痴のカテゴリーの中でも、リズムが取れない、
いわゆる「リズム音痴」これは訓練とか練習で、どうにかなる。
一方で音程が取れない。これは2つのパターンが考えられますが、
ひとつは、実は音程は認識できているんだけど、歌ってみることができない。
つまり声帯や咽とか筋肉・呼吸など、いわゆる身体の問題。
これは肉体的な事情もあるので、成長過程で解決できることもあるので、
発達の経過を見守ることも必要と思いますし、
少しづつ、歌うという行為の肉体トレーニングをすることも有効かと思います。
もう一つの問題パターンは、耳の問題。
つまり音程が聞き取れていない。(理解できてない)
これは歌っている本人が、正しいか間違っているかすら
自覚ができないケースがほとんどですので、
他人に指摘されて、ようやっと「わたし?音痴?」となる事例でございますな。
この場合は、少々時間が掛かりますが、
音感訓練によって改善に導かなければなりません。
音感といって、必ず登場するキーワードが「絶対音感」と「相対音感」ですね。
あらゆるところで議論になるわけですが、
それらが、身に付いている、付いていないが、
一概に良いとか悪いとかは、全く言い切れることはありません。
音楽の活動で便利なときもあるし、日常の生活で不便なときもある。
音楽のプロで活動されている人の中でも、絶対音感を持ちながらも、
訓練によって、絶対音感のスイッチをオフにする能力を身に付けました。
という二刀流の方もいらっしゃいました。
そこに到達することすら、相当の苦労があったんじゃないかと推測されますがね。
さて、音感のテストができるサイトってのは、非常に重宝です。
例えばこちらなんかで、まずは気軽にチェックしてみましょう。
できることなら「相対音感」を身に付けると、
いろいろとミュージックライフが満喫できると思われます、
そちらは年齢によらずに、繰り返しの訓練次第です。
iPhoneアプリなんかも充実していますので、ぜひ活用を。
・iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 RelativePitchLite
最近は、便利なツールが溢れるご時世ですからね、
ご自身でもよいですし、ご子息、ご息女の
音感チェックやレベルアップにぜひ役立ててください。
くれぐれも過度にならないように願っておきます。
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