タクミのオケ談♪移調は、特に胃腸に悪いんです。
オケ専♪、コミュニティで6回目投稿です。
非常に厄介な問題「移調楽器」についての考察その1
http://okesen.snacle.jp/topic/oketopicdtl/id/takumioke/rid/53046eadca1a2050a682df4bf03bf74b
オケ専♪、コミュニティで6回目投稿です。
非常に厄介な問題「移調楽器」についての考察その1
http://okesen.snacle.jp/topic/oketopicdtl/id/takumioke/rid/53046eadca1a2050a682df4bf03bf74b
極めてレアケースだが
例えば、楽譜ソフト「Finale」ファイルと「Sibelius」ファイルを
相互コンバートするなんて必要性があったりなかったり。
かつて、SMF(スタンダード・MIDIファイル)経由で、
なんて時代もあったりなかったり…。
MIDIファイル、それ自身は「演奏データ」に間違いありません。
一方で、楽譜の世界というのは、それこそ相対的表記も含みますから
演奏と表記の狭間に、演奏者の解釈の入り込む余地がありすぎて
そのまま、一発変換というのは、無謀極まりないというのが事実。
至極簡単に言うと、アーティキュレーションやダイナミクスの記号が
スムーズには反映されないという。
(まぁ、手間を掛ければ、できなくもないか。)
最終的に作曲者自身が、手を入れるなら、まだしも…。
えーと、何を記しておきたかったかと言うと
MusicXMLというボキャブラリーについてです。
紛らわしいことに、同じMusicXMLという名前のフォーマットは
二種あるらしいじゃないですか。
ひとつはRecordare LLC社によって開発され2004年に公表されたもの
もうひとつは、ミュージカル・プラン社のMusicXで使われているもの。
主要楽譜ソフトが扱えるのが、前者でして、一般には、そちらを指します。
位置付けとしては、楽譜表記の共通フォーマット、
MIDIでいうところのSMFにあたるかと。
そのMusicXML(拡張子.xml)によって
楽譜ソフト間のコンバートが、可能になったので
ある特殊な作業を要する楽譜編集者にとっては、神のようなフォーマット。
で、ここ最近「圧縮MusicXM」なるものが登場してます。
その名の通り容量が軽めだが、拡張子が.mxlって、
これもどこかしら紛らわしい。
Finale、Sibelius、
あるいはフリー版でも評価の高いMuseScoreなんかでも扱える。
ここに仮に、サックス四重奏160小節程度のSibleiusファイルがあるが
従来のMusicMXLで書き出したファイルは、1.4MB
そして圧縮MusicXML(Compressed MusicXML File)だと、50KB。
もちろん、これをFinaleでインポートした楽譜表記の結果は、
どちらも同様であり、保存後のFinaleファイルは102KBとなった。
コンバートの手段として、どちらも結果に違いは見られないわけだが
ファイル容量としての差が、これほどまでにあるのであれば
楽譜配信とか通信で、楽譜情報を圧縮MusicXMLで送信して
専用端末(楽譜向けiPad的)で、展開表示させるには好都合だろう。
もっぱら今のところPDFでの供給が定番だろうけども
次世代の楽譜環境などに発展するのではなかろうか。
LcND7月分コラムより「違法ダウンロード罰則化」
方々、ネット上を賑わせております、
今回の「著作権法の一部を改正する法律」
今回の大きな改正点は、違法ダウンロードの罰則化。
「2年以下の懲役、または200万円以下の罰金、またはその両方が科される」ことに。
もう一つの柱は「DVDリッピング違法化」
市販のDVDに掛けられた、暗号化技術「CSS」などを回避して
HDDなどに取り込む(コピーする)こと=リッピングですが、
これが違法化に、ちなみに、今回は違法化であって、罰則化ではないと。
「じゃ、音楽CDはどうなのか?」
通常の音楽CDでいえば、コピー防止技術などが盛り込まれていないので、
これまで通り、私的利用の範囲であれば問題ないと言えます。
かつて、CDのコピーガードといえば
CCCD(コピーコントロールCD)というのがありましたが
現在では、ほぼ皆無です。
ですが、これらリッピングは「コピー制御」回避行為で違法に該当するようですので、
念のために気に留めておくとよいかと思われます。
著作権保護のための技術は「コピー制御」と「アクセス制御」に大別できます。
「コピー制御」というのは、その通り、複製できないようにするもの。
これは「著作権法」によって守られており、これを解除するのは違法行為。
一方「アクセス制御」というのは、
特定の装置や機器でしか再生できないようにする技術。
よく例えに出されるのが、任天堂のファミコンであって、
ファミコンのソフトは、ファミコン本体以外で
使えないようにしてあるというのわかりやすい。
「アクセス制御」の例として、地デジのB-CASカードなんかも、この概念。
この「アクセス制御」は、企業の利益を守るというのがポイントで、
これを解除する行為は、これまで違法とはされていなかったのです。
とはいえ、アクセス制御を解除・回避する装置やソフトの製造・販売は
「不正競争防止法」によって禁止されていました。
つまり「ツールの製造・販売は禁止、でもリッピング行為自体はセーフ」
今回のDVDリッピング違法化において、
CSSという著作権保護技術が取り上げられていますが、
これが「アクセス制御」なのか?あるいは「コピー制御」か?というところに、
これまでに大きな議論があります。
従来は「アクセス制御」という見解であり、
DVDのリッピング行為自体は、特に違法とはならなかったわけですが、
今回の改正によって「CSSはコピー制御技術」であると定義。
言い換えると、CSSのコピー制御を回避してリッピングする行為は
「著作権法」によって「違法」となったわけです。
一方で、今回の改正に対して強い反発があることは当然の流れとも思われます。
多くの批判は技術主導ではなく、政治主導で決定されたということ。
そして、ネット上の自由風土に少なからず影響が及ぶ、
あるいは改正法が拡大解釈され兼ねないという意味合いでしょう。
そもそも日本レコード協会の思惑より
自民・公明が改正著作権法の修正案として提出し、民主も賛成したもの。
消費税増税法案の裏で、勢いで審議可決の流れに間違いない。
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