LcND2012/04「DSD入門」
「LINKCLUB News DIGEST」のメールマガジン内のコラム
「タクミのお・と・マック」ってのを、
2001年から、連載させてもらってるんです。
おい、考えたら10年超えてるじゃない!
最初、隔週だったのが、
月一回とかにはなりましたが、
よく続いているもんだ。
せっかくなんで、
コラムにまとめたことを、
多少要約しながら、
自身のブログでも、サポートしていこうかと思ってます。
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2012年4月分、タイトル「DSD入門」として紹介。
池袋の某大型書店の音響雑誌あたりのコーナーで物色中、
目に飛び込んできたこの文字「DSD?」
どうにも、一般には浸透してないんじゃない?
・Direct Stream Digital - Wikipedia
ズバッと一言、「高音質音源を楽しもう」
現在普及の一般のオーディオCDが「PCM方式」に対して
クオリティーが高いのが「DSD」か。
テクノロジー蘊蓄詳細は、ばっさり割愛ですけど、そんなところ。
いや、蘊蓄万歳の方は、こちらなど。
・アンドレアス・コッチ氏のDSD解説: Music TO GO!
むかーしむかし
「SACD(スーパーオーディオCD)」ってのが登場した頃
すごい期待感満載だったんですが、結局、鳴かず飛ばず。
あ、今でもあるんでしょ。
でも生産コストとかの問題もあって…。
忘れかけていたある日、
確か、音楽配信が定着してきた2010年ころ
ハイレゾ音源(High-resolution 高解像度)
を専門に扱う配信サイトなんかが
DSDをプッシュしてきた。
背景にはサンレコあたりも絡んでるのか。
・音楽ダウンロード・音楽配信サイト|クラシック、ジャズなどを高音質で【e-onkyo music】
・[ototoy] 高音質音楽配信、音楽記事ならOTOTOY
じゃ、どうやって再生するのか?
DSD専用の対応機器、
ソニーのPlayStation3なんかも対応しているようですが、
手っ取り早いのはKorgの「AudioGate」
アクティベーションにtwitterが必要と、
ちょっと癖のあるアプリですけども。
DSDはおおむね、アナログに近く、
滑らかで空間的という評価のある一方で
ある人にとっては、やや馴染めないという人も、
少なからずいるようで。
CDで、すごい楽しめた曲だったけど、
それを期待して実際のコンサートで聴いたら、
「ああ、がっかり」みたいな
実物は、こんなかー!
あるいは幾分、耳の問題。
フルカラーという語感、
それ自体が陳腐化してしまったこの時代において
白黒写真が、その当時の、
ある種特有な背景や印象をほとんど肩代わりし、
その差違の感覚がノスタルジィとして捉えられるように
デジタルな耳こそが、
デフォルトでスタンダード化していく時代変化の中では
アナログな音質が、ちょっと奇異な、
歪なものとして認識されるような時代へと
近づいているのでしょうかねぇ。
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