高価な校歌かも。
江戸川区の某中学校の音楽教師をやっている、
大学時代の同級生から久々に連絡をもらう。
んーと「校歌」のアレンジ依頼。えーと、いわゆるブラスバンド。
HPに校歌の音源サンプルが掲載されているとの情報をもらい、
うむ、さっそくチェックしてみると、
作曲者があの「石桁真礼生」先生で驚いた。
いくらか専門に音楽をやったことのある人は知っているでしょ、
「楽典」とか「楽式論」とかの著者として、あまりにも有名で。
そう、校歌とか、市歌、町歌、はたまた社歌とかね、
意外な著名な作曲家が作っているケースが多い。
隠れた名作あるいは迷作、酩作…。
例えば、北海道の美幌町の町歌の作曲家は、
なんと「武満徹」だったり。
どんな音楽に縁がない人であっても、
ガッコウってものを卒業している限りは母校の校歌には少なからず接点はあろう。
さて、あなたの馴染の校歌の作曲者は誰だろう?
意外に著名な方かもしれないし、そうでないかもしれない。
最近はネットという便利なものがある。
その作曲者はどんな人、どんな作品がある?
そういうことを調査してみるのは一興かと思う。
例えば、それが同時代のミュージシャンであれば、
学生の食いつきはいいのだろうがね。
それにしても、邦人作曲家への関心を一部のマニアの趣味の領域に留められているのは、いささか残念なものである。
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