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2007.12.31

映画「眠り姫」続報

2007年最後の更新となりました。
いろいろありましたが、まったくもって年々、時間がはやく感じます。
年末特有の巷のせわしない雰囲気にも、巻き込まれることなく地道にやってるつもりでも、気がついたら、あっという間。
まぁ、そんなもんですか。

映画「眠り姫」「ホッテントットエプロン」一連の映画上映も、一段落です。いやいや、「眠り姫」に関しては、これから全国を回るということなので、まだまだですね。
以下情報を。お近くまで行った際にはよろしくお願いします。

[名古屋] 名古屋シネマテーク http://cineaste.jp/
2008年1/12(土)~1/18(金) モーニングショー
1/19(土)~1/25(金) レイトショー

[大阪] 第七藝術劇場 http://www.nanagei.com/
2008年1/12(土)~1/25(金) レイトショー[*1/17(木)は休映]

あと、二つの作品ですが、2008年にも下北沢でのアンコール上映が決定したということで、こちらも嬉しい限りです。映画は本当に息の長い展開で、スタッフして関わっている立場としては、不思議な感じもします。
だいたい、ライブとか演劇でも、短期集中で終わってしまうものですが、映画は制作時期から、相当の期間を経ているわけですから。公開が決まりました!っていう知らせは、すっかり当人の忘れた頃にやってくる唯一の吉報です。

「眠り姫」予想以上に反響が大きいようです。良くも悪くもですが、でも、それはとてもいいことですね。
スタッフの一人として、映画への直接的なコメントは控えてましたが、今年最後なんでちょっとだけ。
ラーメン「どうとんぼり神座(かむくら)」さんの、あの標語のような看板の言葉を拝借します。

「一回目はわけのわからない映画、二回目はやみつきの映画、三回目は映画中毒」

肌に合うか、合わないは各々両極端ですが、一度は試してみるべき。受け取る側の体調や精神にも左右されると思いますので、また別の日に行ってみるのもよし。
と、でも書いておきます。

「眠り姫」の音楽にしても、他の作品に比べても、限りなくプライベートな感性をぶつけてみたものです。
会場限定で発売しているサウンドトラックのCDも、こういう形の公演では、異例の売れ行きだとか。(まぁ、コレクターアイテムかもしれませんが)ええ、少しは報われた気持ちですよ。
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「眠り姫」 オリジナルサウンドトラックCD 特別発売
音楽:侘美秀俊 演奏:カッセ・レゾナント
『眠り姫』劇場公開を記念して特別にサウンドトラックCDを発売中です。17分32秒にもおよぶ組曲「眠り姫」Live Recordingも含めた全7曲入り。『眠り姫』上映中の劇場で¥1,000(税込)で販売しています。自主製作版のため今しか手に入らないかもしれません。

Cdjk

1,車窓〜朝焼け(2:32)
2,差違〜記憶(3:06)
3,混乱〜錯乱(2:30)
4,火星の駐車場(3:54)
5,追憶(1:12)
6,エンドテーマ(4:04)
7,組曲「眠り姫」live Recording(17:32)
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と、まぁ、そんなこんなで、あれよあれよで新年を迎えそうです。

上映最終日の12/28(金)のイベントゲスト、夢月亭清麿師匠の新作落語「眠り姫」の高座のために、出囃子をオリジナルで作らせてもらいました。落語好きとしては、これはもう願ってもないことです。
「眠り姫」のエンドロールのイントロをモチーフにしてあります。(映画公式HPのトップページで流れる部分)
大方あんまりわかってもらえないのが悲しいところですが、これが音楽屋のささやかな楽しみということで。
せっかくなので、音源を載せておきますよ。お正月っぽいしね。

寄席囃子「眠り姫」

Music by Hidetoshi Takumi (2007)
(三味線;松永和姿子)
(C) 2007 Hidetoshi Takumi

では、皆々様、よいお年をお迎えください!!

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2007.12.24

♪Merry Christmas!!

秘蔵ライブラリーより、クリスマス風にアレンジ。
メリー・クリスマス!!
よい一日をお過ごしください。

Music by Hidetoshi Takumi (2003/2007)
(C)2007 by Hidetoshi Takumi

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2007.12.20

続映のお知らせ

そうそう、お伝えし忘れていたことがありました!

映画「眠り姫」ですが、渋谷ユーロスペースの上映が終わりましたが
好評につき、シネマアートン下北沢にて続映中です!

12/15(土)〜12/28(金)連夜20:30よりレイトショー
www.nemurihime.info

宜しくお願いします。

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2007.12.19

オートチューニングとは?

最近、ニュースマガジンのコラムでも取り上げたのですが
巷で話題の「ロボット・ギター」の話

http://www.gibson.com/robotguitar/

いやぁ、時代は「オートチューニング」です。鳴らすと、勝手にペグ(糸巻き)のモーターが回転するという。
まぁ、アイディアは誰しも考えつくが、実用化したあたりに相当の意気込みが感じられます。
商品化は、あの「ギブソン」とやらです。もっぱらエレキというギターに疎い私でも、その名前くらいは聞いたことがありますゆえ。

もう、あらゆる楽器もオートチューニングがくる日も、そんなに遠くはないのかも?
ちゅうわけで、二千七年最後の妄想の旅に繰り出します。

例えば、オーケストラの弦楽器群が一斉に鳴らすと、全員の楽器のペグが「ウィーン」とかいっちゃうのね。これは、すごい。駒にピックアップつけといて、自分の楽器のピッチを拾うようにすればいいんだよね。あとは、ペグをモーター化すれば。
でもって、そもそもアナログ楽器は、電源はどうするのか?ってのいうのは、あえて論議しない。(苦笑)
ヴィブラホンとか、モーター系を回すために電源を使う楽器だってあるんだから、オーケストラのステージに電源タップが常時配置される日も来るだろうか。
ひょっとしたら、全員の奏者の足下まで電源が供給されているとか。あるいは、電子譜面台だろうから、そこからUSBで供給する。
電子譜面台ってのは、ディスプレイに譜面が表示されるもので、足のペダルを踏むことで、譜めくりが可能なもの。
最近は紙のような薄さのディスプレイも開発されているようなので、そのまま従来の譜面台に載せることもできそうだ。楽譜はPDFか、楽譜作成ソフトの表示画面のままでOKとか。譜面への書き込みも可。確か、これ実用化研究が進んでいるものだが、今はどうなっているのか?

チューニングの話に戻そう。
弦楽器はまだしも、管楽器のスライドが自動で伸び縮みするというのは、よほど工夫しないといかんね。
ハープとかは、ギターの機構に似てなくもないので、オートチューニングがあると便利ね。なんせ弦の数が多いから。

で、ロボットギターだが、もっとウリなのは、変則チューニングをセットアップで、瞬時に呼び出せることだろう。オーケストラ的に言うなら、スコルダトゥーラだ。これで、マーラーの4番を演奏するのに、コンサートマスターはヴァイオリンを2つ用意する必要はない。ボディーに付けられたボタンによって、瞬時に各弦が全音高くチューニングされる。わずか2秒で…。って、そんなことはないか。

あるいは、ハープなんか、オートペダルってのがあるとすごいね。
ハープの醍醐味を半分以上奪うような発想だけど、でも作曲者にとっては優位かもしれん。これまで考えられなかったような半音変化が可能になったり。
ティンパニもしかり、これはもっと重宝されるかも。というか最近は、チューニングゲージがあったりするんで、似たようなもんか。でも、4台一斉に自動で変更できたりすると、これもまた曲作りとしては可能性が広がるか。

で、先日たまたま三味線弾きの方に、そんな話をしてて思ったのだが、オートチューニングの仕組みがもっとも望まれる楽器とは「三味線」とか「筝」とかの邦楽器じゃないか?三味線はそれこそ、チューニングが狂いやすく、そのたびに修正しながら演奏してるし、曲の中で二上がりとか三下がりとか、調弦を変えることも茶飯事。ある意味、ほとんど勘みたいなチューニングが施されることもある。

ってことは、このオートチューニングがあれば、上記のような煩わしいと思われることは、一発解決だろうね。とか素人は考えるわけだ。
もちろん、邦楽界では、そんなものは蹴飛ばされるだろうけど。それこそオーケストラ以上に。

とまぁ、妄想は妄想のままで…。ええ、失礼しました。

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2007.12.15

三善とシュトックハウゼン

午前中に眼科検診に行った足で、そのままタワレコでCDを物色、いやはや、ほんとうに何ヶ月ぶりである。もっぱら、必要なものはネット通販で済ますこの頃。いくつか気になっていたものを購入。

・三善晃「レクィエム」
まぁ、いろんなところで話題の問題作とされている傑作。待望音源のCD化なんだそうだ。戦争三部作の一つ。うん、すごい濃密、複雑極まるスコア(かつ、これは超難曲だろうね)。圧倒的な音響にちょっと鳥肌が立ったりした。合唱もさることながら、あの咆哮するオーケストラってのは、最近なかなか出会わないもんですな。
「レクイエム」ってのは、それこそいろんな方が書いてらっしゃるんですが、どれも力作じゃないかっていう印象がある。やはり思い入れが重なるんでしょう。いろんな意味で死をテーマにするからにはねぇ。関係ないけど、メシアンの「われ死者の復活・・・・」をひさびさに聞きたくなった。まぁ、三善大先生の「響紋」もかなり危険ですけど。


・シュトックハウゼン「ヘリコプター弦楽四重奏」
遅ればせながらの追悼!!そういえば、学生の時に図書館でコンクレートのレコードを借りて聴いていたのと、グルッペンぐらいしか聴いたことがなかった。変態ですが、巨星ですから。
おっさんのすごいところは、電子音響がやりたいわけじゃなくて、セリーを実現するために電子音響を用いているところ。ここ、勘違いしちゃいかんですと。でも、どっちだっていいです。
というわけで、ショップの陳列棚の前面に置いてアルのはもちろんこれ。
ある意味、有名な「ヘリコプター弦楽四重奏」

弦楽四重奏、4ヘリコプターとパイロットと4技師/4テレビジョン・トランスミッタ、4×3サウンド・トランスミッタ/段積みテレビ4組と段積みスピーカー4組を備えたオーディトリウム/サウンド・プロジェクショニストとミキシング・コンソール/司会者(任意)のための

夢で見たらしいです。4台のヘリコプターに乗った4人の弦楽器奏者が空中を飛びながら演奏している夢・・・。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/kst-info/linerNotes/CD53/Helikopter-Streichquartett.html

想像以上の音響ではないですが、シンプルで、やりたいことがメイカク、カクメイ?まぁ、それ以上でもそれ以下でもないかもしれません。ヘリとのアンサンブルは至って真っ当です。

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2007.12.04

ターキーかと思ったらフォースだった。

えらく寒くなってきましたね。インフルエンザも流行しているようですので、お互いに気をつけましょう。

えーと、今週の土曜日8日公開の映画続報です。いずれも音楽を担当しております。先日もお知らせした『マリッジリング』、そしてもうひとつは『ホッテントットエプロンースケッチ』劇場公開です。

http://www.hottentotapron.com/

Gallery21

シネマアートン下北沢でレイトショーです。
12/8〜14まで連日20時30分から。
音楽に関していえば、現在公開中の『眠り姫』とは対極的なものですが、どちらもとても思い入れがあります。制作時の記憶などはこちらに綴ってあるので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

http://www.hottentotapron.com/text.php?type=memory&id=9

そして、さらにもうひとつ。
村松正浩監督作品『けものがにげる』
第3回 逗子湘南ロケーション映画祭にて招待上映です。

http://smalllight.net/
http://zushi-plaza.34-net.com/eigasai_3.html

03_2

30分の短篇作品ですが、それこそ音楽をふんだんに使っていただいたので、こちらも思い入れたっぷりの作品なのです。監督トークもあるそうなので楽しみです。ちなみに13時30分〜です。

なので、この8日に限っていえば、
・『眠り姫』@渋谷ユーロスペース
・『マリッジリング』@銀座シネパトス
・『ホッテントットエプロンースケッチ』@シネマアートン下北沢
・『けものがにげる』@逗子文化プラザ
の4作品が上映されることに・・・。えーと、できるだけ足を運びたいのですが、うーん、困ったぞ。

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