ちょっとした憂い
三ヶ月ぶりに散髪した。
頭が軽くなったら、気分も軽くなった。
気楽なもんだ。
散髪屋の主人が言うには、8月26日で中野の丸井が閉店したという。
中野といえば「丸井」であり、ご存知の通り、あれは丸井中野「本店」だ。巷では「いくらなんでも本店は潰すわけないだろう」という。いや、それが現実となった。かねてから噂は聞いていたが、うっかり時期については忘れていたのだ。
中野区に住み続けて5年目だろうか。
いわゆる、サンモールやブロードウェイのある北口とは反対の南口周辺だが。どちらにしても交通の足事情が、すこぶる便利でしばらくが居続けるだろう。丸ノ内線、中央線、東西線の機動力は頼もしい。
さておき、あの中野のガードを隔てて、南と北とで人の密集がまるで異なる。南口は閑散としているのだ。人混みが苦手な自分にとっては、楽天地だが、いってみれば、そこは商売には不向きな地帯といえる。
久しぶりにJR中野の駅前まで散策に出てみると、南口五差路から、その丸井までのショップが結構入れ替わっていることに驚く。そう、あそこで、長く続けるのは難しいというのは確からしい。JR中野駅と丸ノ内線に挟まれている一帯で、集客は困難なのだという。丸ノ内線新中野駅からでもJR中野駅からでも、新宿まで3駅というのも大きな要因かもしれない。とかく個性的なショップが並び、サブカル的な匂いを充満させている北口一帯の繁盛に比べると、南口一帯は完全に閑古鳥だ。そんな影響もあってか、最近の丸井にはほとんど客が寄りついていなかった。
地元の方々には、愛着のあるデパートが60年の幕を閉じた。
ちなみに、たまたま検索して「しょこたん」のところで決定的瞬間が写真を見つけた。
http://yaplog.jp/strawberry2/archive/17174
これには自分も立ち会ってみたかったな。
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