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2007.06.30

スコアとパート譜の連携対決(3)

「オーケストレーション実践講座」のページに「=スコアとパート譜の連携対決(3)」という項目を追加しました。
http://takumi.air-nifty.com/orchestration/2007/06/3_409d.html
ちなみに、拙著「DTMによるオーケストレーション実践講座」ですが、3版目の重版が決まりました。
これもあれも読者のみなさまのおかげであります。このページ共々、今後ともよろしくおつきあいのほどを。

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2007.06.27

映画関係の招待上映、札幌と渋谷

映画関係の予定を書いておきます。

■『ホッテントットエプロン−スケッチ』招待上映
/イメージフォーラム・フェスティバル2007@札幌

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七里圭監督の、人形幻想とパフォーミング・アーツと散文詩が衝突した映像の寓話。『ホッテントットエプロン−スケッチ』がイメージフォーラム・フェスティバル2007にて招待上映。東京と京都、新潟に続き、札幌にて

(札幌)
日時:7月26日(木)16:00〜
場所:北海道立近代美術館 札幌市中央区北1条西17丁目

Cast & Staff
阿久根裕子 ただてっぺい 井川耕一郎 大川高広
監督 / 撮影 七里圭
原案 新柵未成
撮影 高橋哲也
スチール 宮沢豪
助監督 三梨朋子 + 居島知美
制作 藤田功一 + 平林勉 + 加地耕三 + 前田陸宏
人形 清水真理
衣装デザイン 生頼愛子
スタイリング 多田哲平 + 中村美奈子
メイク 鈴木啓士朗
仕上げ 三本木久城
宣伝デザイン 佐原宏臣
HP制作 石原寛郎

音楽 侘美秀俊
効果 岡瀬晶彦
演奏 Harp 堀米綾 + Clarinet 多田哲平+ Percussion 宿谷一郎 + Trumpet 新井政輝 + Computer 池田拓実+ Organ 侘美秀俊


『ホッテントットエプロン−スケッチ』
http://www.hottentotapron.com/

『イメージフォーラム・フェスティバル2007』
http://www.imageforum.co.jp/festival/

■『けものがにげる』『屋根の上の赤い女』招待上映
/ぴあフィルムフェスティバル@渋谷東急

2006年度に文化庁による若手映画作家育成プロジェクトとして35ミリフィルムで製作された作品「けものがにげる」「屋根の上の赤い女」が、「第29回ぴあフィルムフェスティバル」の招待作品として上映されます。

日時:7月19日(木)16:45〜
場所:渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)

●『けものがにげる』村松 正浩監督

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出演:田中哲司、斉藤陽一郎、河井青葉、藤田陽子、不破万作

育成管理責任者:天野 真弓
育成管理者:和氣 俊之
脚本・編集:村松 正浩
撮影:志田 貴之
照明:神谷 信人
録音:古谷 正志
美術:松塚 隆史
特殊造形:奥山 哲志
音楽:侘美 秀俊

・Smalllight.net 村松正浩 公式サイト
http://smalllight.net/

●『屋根の上の赤い女』岡 太地監督

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出演:山中 崇、神農 幸、高城 ツヨシ、梶本 潔、板倉 善之

育成管理責任者:天野 真弓
育成管理者:和氣 俊之
脚本・編集:岡 太地
撮影:近藤 龍人
照明:藤井 勇
録音:古谷 正志
美術:宇山 隆之
音楽:侘美 秀俊

・ヨモスガラブフィルムス 岡太地公式ホームページ
http://www.yomosuga-love.com/

『第29回ぴあフィルムフェスティバル』
http://www.pia.co.jp/pff/festival/29th/index.html

『文化庁委嘱事業/若手映画作家育成プロジェクト2006』
http://www.vipo-ndjc.jp/

■『ハヴァ、ナイスデー』DVD発売情報

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全18話、211分収録、短編オムニバスのショートストーリー。
2006年の短篇『橘くんのバカ。』村松正浩監督作品が含まれています。

出演:芳野ゆみ、服部竜三郎
音楽:侘美秀俊

発売日:2007年7月25日
販売元:ジェネオン エンタテインメント(株)
小売価格:5040円(税込み/2枚組)
収録時間:211分(SIDE A&SIDE B、特典映像、B3作品リスト&ポスター封入)

また、同時レンタルも開始されます。
こちらは【SIDE A】と【SIDE B】1枚ずつの構成です。
詳細は以下をどうぞ
http://www.hmv.co.jp/news/article/706130072

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2007.06.26

7/22(日)lx+ライブ

ようやく、梅雨らしくなってきましたね。
自転車族には大変な季節ですが、一時晴れた夜道の自転車は最高ですよ。

いやはや、業務連絡が溜まってしまったので、ちょっとずつ書き出していきます。

まず、今年からはじめた、ピアノ・ヴィオラ・ピアニカのトリオユニット『lx+(ルクスプラス)』
7月のライブ告知です。

〓《lx+(ルクスプラス)ワンマンLive》〓

■7/22(日)
☆昼&夜入れ替え制

■中国茶芸館 Blue-T
(http://www.blue-t.jp/)

★昼のステージ★
【Open 14:00/Start 14:30】
 ¥2,000+1drinkオーダー
☆親子割引きあり☆

★夜のステージ★
【Open 18:00/Start 18:30】
 ¥3,000(1drink+1ディッシュ付き)
☆さらにプラス1000円でオプショナルのビュッフェスタイル夕食を付けさせていただきます。

《会場アクセス》

中国茶芸館 Blue-T
http://www.blue-t.jp/
 0333258981
 東京都世田谷区松原3丁目42-2

・京王線・東急世田谷線 下高井戸 北口 駅前
 丸しフルーツビル 3F

Map

ちょっぴり不思議な空間です。
本格的な中国茶と手作り飲茶が食べられるお店です。
音楽&お茶と一緒に楽しんで戴けたらと思います♪♪

ご予約は、昼、夜を明記の上、こちらまでメールで。
お待ちしております。
オリジナルアルバム「HANAKOMA」のCDもよろしくです。

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2007.06.24

第23回太宰治賞「mit Tuba」

第23回太宰治賞は、瀬川深さんの「mit Tuba(ミット・チューバ)」という作品。友人に筑摩書房編集部の『太宰治賞2007』というムックを見せてもらった。タイトルはドイツ語で「チューバとともに」の意だそう。

 主人公は、製薬会社に勤める26歳の独身女性で、中学時代に始めたブラスバンドで、「体がでかい」という理由で「でかい、重い、音がやたらに低い」金管楽器チューバの担当となって以来、どちらかといえば地味なこの楽器を吹き続けているという設定だ。

http://www.chikumashobo.co.jp/dazai/23/

 ひとつの楽器を核に据えた小説であるが、さらに「チューバ」がメインになっていることに驚く。単にそのような描写があるだけでなく、チューバを愛し、演奏を続ける女性そのものと音楽観が主題になっている。まことに希有な作品と思われる。

これを読む限り、おそらく多くの人には馴染みが薄い「チューバ」という楽器の存在、そしてチューバの世界観というものに、かなり近づくことができる。中学、高校、大学と、常にチューバという楽器と演奏家が周りに存在する環境であった自分であるが、かい摘んで目を通した限りにおいても、楽器と演奏の描写の正確さ、精密さに相当感心したし、演奏家の心理状態の分析に大いに納得させられた。作者自身、かなりのチューバに傾倒している様子が伺える。

 いたって地味なチューバという楽器に、いくらか光があたったことが嬉しいし、この楽器を理解する音楽愛好家が増えると、なお喜ばしい。もちろん音楽家こそ、読むと、一層興味深いと感じることだろう。

小説にも綴られているが、チューバという楽器を選択した演奏家は、やはり、ある種「偏屈」なのは間違いないだろう。でなければ、フルートやヴァイオリンやサックスってなところだ。もちろん、いずれの選択も悪いことではないけれど。そこには音楽好きを超える、不自由さゆえの楽器愛とか、合奏内におけるポジションの心地よさなんかに喜びを見出すことができる人たちなのだと思う。でなければ、職務質問されるような異様なサイズと形の楽器ケースを両手に抱えての電車移動など、容易に出来るような行為ではないのだ。

 とまぁ、これほど興味深いネタなのに、まだまだ露出が少ないように見える。そんなわけで取り上げてみた。機会があれば読んでみて。ちなみに「チューバ」と表記されているので、ここではそれに従ったが、個人的には「テューバ」と表記したいところではある。

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2007.06.10

スコアとパート譜の連携対決

「オーケストレーション実践講座」のページに「=スコアとパート譜の連携対決(2)」という項目を追加しました。地道に書いてます。(汗)
http://takumi.air-nifty.com/orchestration/

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2007.06.04

愚痴とお礼とお悔やみ

・ここ最近、身体に針が刺さり放題です。血液検査の再検査で採られ放題に歯医者で麻酔三昧。もうどうにでもしてくれって感じです。麻酔なんだから、痛くないと思っていたら、これがどうして、えらく激痛で。「いーたーいー」って。(涙)なんか治療が終わってから、麻酔が効き始めたらしく、今更口の中が無感覚。食事もろくにできない。もーう!麻酔が後で効き始める特殊体質なのかな?困ったな。

・昨日のライブにお越しくださった皆様へ。この場を借りてお礼を、ありがとうございました。はじまったばかりでユニットで、いたらぬ点が多々あったと思いますが、どうか、長い目で見守っていただけると幸いです。良い時間が共有できるようなステージを目指していきますので、今後ともよろしくお願いします。CDで聴いていただいた曲を、また生で聴いてもらえると新たな楽しみができるのでないでしょうか。などと押し付けぎみな宣伝を。(苦笑)いやいや、またお会いできますように。

・本日のニュースで驚愕。日本を代表する音楽家が、また逝ってしまいました。「ハネケン」こと羽田健太郎さん。テレビではあんなに元気そうに映っていたのに、本当にびっくりです。ピアニストとしても有名ですが、むしろ作曲家として「渡る世間は・・・」のオープニングテーマは名曲ですね。いい意味で洗練されていない土着的なセンスが秀逸でした。スタジオミュージシャンとしても超一流で、アレンジャーとしても、かなりの腕前。かつて、なにかのアニメの音楽で(タイトル失念しました。ごめんなさい)ピアノの上にウィスキー一瓶をドーンと置いて、一晩で楽章モノのシンフォニーのスコアを書き上げた、なんて逸話を思い出しました。努力家でもありますね。もちろん「題名のない・・・」の司会・タレントしてマルチな才能。ご冥福をお祈りいたします。

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2007.06.01

『メンターム』と『メンソレータム』

あっという間に5月も終わりですね。
みなさん、雷雨大丈夫でしたか?

突然ですが、『メンターム』と『メンソレータム』の違いはなんでしょうか?
友人がふと、そんな話題を振ってきたので、調べてみました。

「メンソレータム」はロート製薬製品「メンターム」とは近江兄弟社の製品で、どちらもパッケージはそっくりですが、メンソレータムは看護婦さんのマーク(リトルナース)、メンタームはインディアンの男の子のマーク(メンタームキッド)。

(1)値段が違う。メンタームの方が幾分安価。
(2)メンタームのほうが、効能書きが多い。
(3)成分もメンタームの方が多い。
(4)色合いが異なる。(メンソレータムが黄色ワセリンを使っているのに対しメンタームが白色ワセリンを使っている)

で、歴史が興味深い、なんと、もともと近江兄弟社は『メンソレータム』を販売していた。アメリカ合衆国の「メンソレータム社」の製品を近江兄弟社が日本国内の販売権を持っていたらしい。しかし1974年に近江兄弟社は倒産して、メンソレータムの販売権を返上。(アメリカ・メンソレータム社側からの契約破棄との記述も)その後『メンソレータム』の販売権はロート製薬が取得した。(ロート社は近江兄弟社を支援する名目で近江兄弟社の工場を調査して情報を集めたが、最終的には支援しないで、直接、米国メンソレータム社と販売契約を結んだという記述も)

近江兄弟社は無事に再興したが、時既に遅しで、そのときにはもう『メンソレータム』の商品名を使えなかったが、これまでの製造設備を利用し、多少処方が異なる『メンターム』を製造販売した。自力更生。

というわけで、類似品な訳です。どちらがオリジナルとかは、複雑な事情ですので既にわかりませんけど。
ちなみに今、手元にある、無印良品のリップスティックは「近江兄弟社メンターム薬用スティック」なんですよね。いい仕事してますよ。近江兄弟社さん。

というわけで、明後日はlx+(ルクス・プラス)のライブです。すべてオリジナルの楽曲で勝負です。どことなく類似曲があるかもしれませんが、基本精神はオリジナルです。よろしくです。あは。

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