日曜日の朝。
家で過ごすと、ついつい寝過ごしてしまうのだが
いつもと違う環境だと、きちっと目覚める。
これはこれでよいなぁ。
シャワーを浴びてすっきりしてチェックアウト。
外はぼんやりと曇って、風が強い。
昨夜とは違う印象の千鳥ヶ淵公園を散歩してみる。
桜も今日が見納めという。
確かに強烈な風、ものすごい勢いで散り始めている。
休日の午前中ということもあって、適度な人出。
さて、記念撮影。


しかし、◯◯◯歩こう会とかジョギング姿の集団の往来が激しい。日頃見慣れない光景に、少しだけ興奮。いっそ真似してみようかと思ったが、どうにもこうにも運動する格好ではないので、パス。
さて、時間があるので久しぶりに街並散策。
休日のビジネス街、なんとも無機質なビル群の谷間に、車だけが行き交い、歩いている人もまばら。
わりといい雰囲気。池袋、新宿、渋谷のような雑然とした人の群れはやっぱり苦手だわー。
と強く認識した。
さて、永田町まで足をのばしてみる。
平河天満宮。国立劇場の裏手。
ささやかな境内。っていうか狭い。
佇む猫を激写しようと近づいた、一目散に逃亡されたので、パス。
永田町のコーヒーのチェーン店で一服。
大人で落ち着いた雰囲気の店内。
繁華街とはちょっと違う。
休日なのに、スーツ姿のビジネス系の人の出入りが盛ん。
おつかれさまです。
さて、最高裁を横目に見ながら、国立演芸場へ。
今日のお目当てはここ。
4月の上席。
ひさびさの寄席で、ちょっとテンション高めです。
窓口で入場料を払う時に割引になる「かわら版」出そうと思ったら、今日は「さくら祭り」なので1000円だそうです。
おおー、予想外の展開です。ラッキー。
得した気分。
じっくり落語堪能しました。
しかし、あれだよ。雲助師匠の「幾代餅」ですが
何度か聞いているが、ほんとに引き込まれるね。
へたなドラマや映画なんかより、よっぽどすごい。
役者だなーと思ってしまう。
いつ聞いても「目頭が熱くなる」
号泣するわけでもなく、ほろっとしたところに
さわやかな笑いが中和する。
いやはや、なんとも素敵すぎる。
日本人なら一度は聞いておけ!(苦笑)
ネタメモ
《落語》立川志の吉 「牛ほめ」
《曲芸》翁家勝丸
《落語》五明楼玉の輔 「宗論」
《漫才》春風こうた・ふくた
《落語》柳亭小燕枝 「天災」
—仲入り—
《落語》五街道佐助 「素人鰻」
《落語》鈴々舎馬桜 「しらみ茶屋」
《奇術》松旭斎ちどり
《落語》五街道雲助 「幾代餅」
外に出たら小雨。雲助師匠の余韻を噛み締めながら
帰路に着く。赤坂見附まで歩く。
家に戻り、本日のやるべきタスクをほぼ処理してから、これまたひさびさにサウナに繰り出す。
今日はたくさん歩いたせいか、心なしか身体が軽く、腰の痛みも軽減されている。なんとも調子の良い一日だった。こんな日が続くと幸せ。