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2005.12.23

〜無言歌#2〜

〜無言歌#2〜
sww2.mp3 (4113.3K)

Song without words#2(2003)
作曲・侘美秀俊

sww2

もうかれこれ2年前の作品。
おセンチなので、多少恥ずかしいが、
こんな時期なので許されるかな、というわけで放出。
一筆書きのような作品で恐縮だが、
ちょっと幸せになれるだろうか?
どうか、みなさん、よいクリスマスを。
わたしは仕事です。(苦笑)

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2005.12.22

「ア・ラ・カルト〜役者と音楽家のいるレストラン〜」

@青山円形劇場

友人に誘われ、わけもわからず行ったのだが、これも素晴らしく楽しめた。なんかあたりっぱなしだ。

クリスマスの時期を迎えたとあるレストランを舞台に、その開店から閉店までをショートショートのお芝居と、生演奏の音楽で綴った舞台。17年目らしいが、もう完全にエンターティメントとして熟れている。音楽と芝居のバランスもとてもよい。役者、音楽家とも実力派ぞろいで申し分ない。ヴァイオリニストの中西俊博は、ほんとに変幻自在なプレイだ。曲によって音色の温かさを見事に弾き分けるあたりはさすがだと思う。バンドの人たちも見事。音楽全体にあふれる余裕や遊び心があってよいなぁと思う。

 役者の早替わりもすごいし、なんといっても何役もこなすあたりがみどころなのだろう。老夫婦のクリスマスプレゼントを交換する話は、ほとんど動きと空気感だけでじっくりと魅せれるあたりは、真の役者だと思う。いやぁ、大人だなー。ラスト、レストランが閉店するシーンで、ギャルソンが、テーブルのキャンドルを吹き消しながら、最後のキャンドルを消す前に、その炎で煙草に火をつけ、今日もまた一日が無事に過ぎ去った安堵感を噛み締めながら、暗くなった闇で、ひとりゆっくりと煙草をふかすシーンがあるのだが、これがまた極上。昨今の禁煙ブームによって、映画や舞台では、煙草を吸うシーンが自粛されていると聞く。昔の映画などでは、ダンディーな主人公が、見事に様になる吸いっぷりをたくさん魅せてくれた。あれはほんとにかっこ良い。身震いする。今後このようなシーンと出会える事が少なくなるのが、一番心配なのだ。

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2005.12.21

「坂本龍一 PLAYING THE PIANO /05」

@東京国際フォーラム ホールC

やっぱり、行ってきましたよ。
やっぱり原点がいいですよねー。
極上で至福のひととき。耳と心にやさしくて、ちょっとだけ刺激的。大人な空間だな。
しかし、あれだけ静寂感のあるコンサートというのも珍しい。
クラシックのコンサートだって、あれだけ、無音と残響の間を感じれるものってなかなかないよなー。
あれだけの人数がひしめき合っているのに、みんな、その間合いに集中しているのって特異な空間だと思う。素晴らしい。
今日の演奏はリラックスしていたみたい。特に大きなミスタッチもなかったようだし。MCも自然体だった。
ピアノの周りにはキャンドルで、リラックスのために教授自身がお香を焚く。いやぁ、そんなことができることがうらやましい。
これで今年も締めくくれそうだ。

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2005.12.12

仙台公演記録

仙台から帰ってきました。
まとめておきますよ。

9日、朝、体調不良の為に予定の新幹線から数本遅れて出発。(関係者のみなさま、失礼しました。)
仙台駅に到着、予想以上に駅前が繁栄していてびっくり。侮ってました。すいません。
タクシーにて「仙台文学館」へ向かう。
到着して、すこしだけ腹ごしらえをして、そのまま本番。エントランスの広場での公演。非常に残響の多い場所。なんとかこなす。そのまま荷物をまとめて、次の日から二日間の公演を行う「10-BOX」という演劇複合施設へと向かう。

05-12-10_15-12

途中でドラッグストアに寄り、風邪薬、マスク、ドリンクなどを買い込む。夜、リハーサル。いやぁ、寒い寒い。倉庫を改造したような小さな小屋で、ほぼ気温は外気といっても過言ではない。かなり過酷な条件。体調が優れない人が何人もいることもあり、予定よりは早めに切り上げられる。宿は地元出身の団員の実家にお世話になる。たいそうな夜食が振る舞わる。ああ、ありがたや。布団に転がっていたら、気がついたら朝を迎える。

10日、公演一日目。朝早く起こされ、朝食。そのまま小屋へ向かう。本日は2公演、昼までリハで、昼から一公演、終わり次第、明日の公演のリハ、確認。少しだけ休憩して、夜の公演。ほんとに空き時間がほとんどない状況で一日があっという間にすぎていく。寒さとの戦い。夜には雨が雪になり、降り積もる。極寒。ぶるぶる。

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帰りの劇団のワゴン車、急遽チェーン着用。ありえない振動にやられぎみ。「コロナワールド」という天然温泉やらパチンコやらシネマ、ボーリング、ビリヤードなど娯楽複合施設に連れて行ってもらう。ほんの一時間弱だが、うーん、骨抜き。極寒の露天風呂は最高。夜食をいただいて、また気がついたら朝。

11日日曜日。早朝、深雪。なんだか地元の冬景色を思い出す。

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朝食後小屋入り。昨日よりもさらに冷え込んでいる。ハープの弦が切れるというハプニングも多発。過酷な状況には違いない。今日は慣れない演目だったので、かなり手こずる。なんとか2回公演をこなして、安堵アンド気抜け。終演後も息つく暇無くばらし作業に入る、少しだけ手伝って宿泊所に戻る。温かい鍋をいただいて、日本酒「一の倉」を少々。呑みやすくて驚く。

12日、早朝に起こされて、音楽隊だけお先に失礼する。仙山線の陸前落合駅まで車で送迎してもらい、仙台まで移動。おみやげなどを物色。昨日の公演の差し入れのお裾分けでもらった菓子が、ありえないくらい美味。甘党も納得のすばらしいもの。ちなみにコレ。「喜久福」やばいこれ、くせになる。日持ちしないのがまたツボ。自分用に買い込み、新幹線で帰京。

とにかく寒さとの勝負な旅となりました。(涙)

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2005.12.07

近況報告

いやぁ、殺人スケジュールまっただ中です。
更新できずにスンマセン。
先週末から、芝居のリハと本番が連続。
しかも合間を縫って、映像音楽の編集と。
いやはやもう、睡眠時間を削っての日々です。
あわわわ。
なんとか、映像の音楽の方の編集が、たった今終わって、ほんとに一安心。
明日にMA作業を控えて、この圧迫感。ふう。
苦労した甲斐があるのか、ないのか、まぁ、いいや。たぶん、聞いた事のないサウンドがいっぱい詰まってます。
さらに今週末から仙台の演劇祭で、芝居の生演奏をして参ります。こちらは再演ですが、慣れない土地と場所での一発本番ですな。むぅ、持ってくれ俺の気力。ってな感じ。もう一息ですたい。

直前で申し訳ありませんが、告知しておきます。
お時間ありましたら、どうぞ足をお運びくださいませ。

●「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」
新作プレミエ&アンコール
七里圭監督の新作
タイトルは『ホッテントットエプロン—スケッチ』
2005年12月9日(金)〜12月11日(日)

『ホッテントットエプロン−スケッチ』
監督・撮影:七里圭 原案:新柵未成 撮影:高橋哲也 音楽:侘美秀俊 出演:阿久根裕子
2005年、ビデオ

hotten

http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/2005/eizo/niki.html

●衝劇祭2005 「仙台ON/OFF」

『卒塔婆小町』 12/10(土)14:00/18:00 会場:せんだい演劇工房10−BOX/box-2

作:三島由紀夫
■演出:ナカヤマカズコ
■作曲:侘美秀俊
■出演: 伊藤美紀  ナカヤマカズコ  岡島仁美 
■演奏: アイリッシュハープ 堀米綾
ピアニカ・ピアノ/侘美秀俊  ボンゴ/由田豪
■衣装:まちことなおこ
■美術:本郷友美
■舞台監督:落合拓郎

『猫町横丁ランプショップ』12/11(日)13:00/18:00 会場:せんだい演劇工房10−BOX/box-2

作/演出:ナカヤマカズコ
作曲:園田優  ※編曲:侘美秀俊
出演:伊藤美紀、時岡昌史、岡島仁美、ナカヤマカズコ、由田豪、坂本華子
演奏:堀米綾(アイリッシュハープ)  侘美秀俊(ピアノ・ピアニカ)
美術:本郷友美
舞台監督:落合拓郎

しずくまち♭、http://www.sizukumachi.com/
演劇仙台、http://www.e-s.jp/

sizu3

あと、遅くなりましたが、先日の劇団「ハグハグ共和国」の公演のテーマ曲もアップしてみました。しばしこちらもお楽しみいただければこれ幸い。

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2005.12.06

〜神々の孤独〜

kodoku.mp3 (5829.1K)

劇団「ハグハグ共和国」公演より
「One day -いつかどこかで-」
EDテーマ 〜神々の孤独〜

作詞・作曲:RIN
編曲:侘美秀俊
(violin:海月たか子)

1day

公演詳細
http://www.hughug.com/next/index.htm

あは、「小室風」転調です。
久々に聞いたら、ポップじゃないですか。(笑)

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