« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

2005.08.30

空楽器入門

芝居のリハ立ち会いのために現場へ。
電車移動の山手線。
隣にいるいまどきのヘッドホンでノリノリの女の子。
かなりノッている様子。
あまりにごきげんのようなのでしばし観察してみる。
なにやら音楽に合わせて楽器を演奏している。
といっても、当然実際に弾いている訳でなく、あたかもそこにあるような「空楽器」を弾いている訳である。
つまり、それ、なんだ、おっちゃんが駅のホーム等であたかも、そこにクラブがあるがごとく、それを握りしめゴルフのスイングしているようなもんだな。一種、ある意味完成された高度なパントマイムだ。
下手すると、本当に玉を飛ばすよりも、スイングの美しさが主体となっていて、本末転倒だという話もなくはない。音楽も然り、実際のプレイよりは演奏している姿が見事だったりと。ちょっと軽く毒を吐いてみるテスト也。
がははは。

そういえば、かつて同じく山手線内で見事な「空ドラム」を披露していた人がいた。フリだけでなく、口三味線ならぬ、口ドラムスを伴っていた。「ど・ど・すぱ・ちきちきちき・ど・どどど・すたんすたん…」ボイパとかそんなもんじゃない、あまりにもパワフルなサウンドに周囲の乗客は半ば、見て見ぬふり。しかし、本人は全く気にする様子もなく、がんがん叩いている(ふり)な訳で。

今回の女の子は、左手がどうやらフレットを押さえている(風)であり、右手は弦をはじいている(風)から、ベースを弾いていると察する。ギターなのかもしれんが、単音を弾いている(風)に見えたので、おそらくベースだ。ご機嫌だ。
どうせなら、ベースやらドラムやらギターじゃなくて、電車内で馬頭琴とか弾いている(フリ)な人がいたら、それはそれで感心してしまう訳だな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.08.28

だるだる。

9月1日からの演劇の音楽をひたすら作ってます。
がっちがちが身体に我ながら辟易。
マッサージを予約して、めどがついたところで突撃。
終了後なんだか、下半身だけが別人になったみたいに。
日頃こんなに重い足をぶらさげているのが嫌になっちゃう。

| | トラックバック (0)

2005.08.27

Sibelius研究会第2回講習会

@大崎第一区民集会所

Sibelius研究会といっても、作曲家シベリウスの研究会ではなくて、楽譜ソフトの方ね。
かれこれ第一回から参加し続けている。
この手のユーザーズクラブって途中参加は結構勇気がいったりしません?
今回の講習会、ちなみに参加者4人。
うーむ。もっと参加者がいるといいんだけどね。

で、本国イギリスで発表された、最新版のデモを拝見。「Sibelius4」いいね。
先日も書いたけど、まずパート譜とスコアがリンクしていて、どちらかを直すと、もう一方に反映されるとか。
スコアを開くと、自動的にパート譜が作成される。
別途、パート譜ファイルとして切り出す必要がなく、ひとつのファイルの中にスコアと個別のパートが内包されている感じ。ファイル管理も便利かもしれない。

あと、QTなどの動画との同期。これもいいね。
シーケンスソフトなどではあたりまえにできていたけど、スコアリングソフトでできるのは、Sibeliusが最初のような。

Sibeliusがよいのは、レイアウトが直感的なこと。
あまり複雑な譜面をつくらない人は、ぜったいSibeliusがよい。
ちょっと(かなり)こだわりたい人、変な譜面を書きたい人はFinaleがよいです。
吹奏楽界はFinaleが浸透しているので、データのやりとりを考えると、まだまだFinaleが便利。
そんなような棲み分けが妥当です。

| | トラックバック (0)

2005.08.26

川柳高座五十年懺悔会

@なかの芸能小劇場

ケータイの写真を整理していたら出てきたので
載せてみる。
サッポロの「ビタセブン」
非常にいたたまれない、薬味がする。
ドクターペッパー並みにマニア好み。
しかも、デザインがB級的に秀逸。
カンなのにビンのようなデザインが描かれている。
自販機で発見すると、吸い寄せられたようにポチしてしまう。ああ、無情。

050824-1001

まぁ、いいや。

大きなプロジェクトが一段落したので
本日、念願の川柳川柳師匠の落語会に突撃。

「首屋」という古典と、
間に柳亭市馬師匠の「山号寺号」をはさんで
名作「ジャズ息子」
中入り後は、歌謡ステージ。

ギターが味があって、うまいねぇ。
歌もうまいけど。
っていうか、あの歳でありえん。

「破礼噺」が収録された
自家製珍品120分テープが販売されていたので
思わず勢いで購入。
このご時世CD-Rでなく、ダビングで劣化した
音質のテープってのも味があってよいね。
120分テープって、昔よく切れたり、よれたり、からまるイメージあったけど、
コレ、切れないか心配なんだけど。

| | トラックバック (0)

2005.08.22

サントリー音楽財団 サマーフェスティバル 2005 <MUSIC TODAY 21>

@Suntory Hall

知人の知人の方にご招待の案内をいただき
行ってきました。
開演2時間前のメールチェックで案内いただいたので
どーしようかと考えあぐねてましたが、
最近刺激不足だったので、突然決意しましたよ。
リーチャでギロッポンです。
坂道続きでつらいですね、この周辺は。

ホント久々にかっちかっちの音楽聞いてきましたよ。
でも想像してたものよりはポップでびっくり。
まぁ、想像通り、会場はガーラガーラ閑古鳥です。
招待メールがあるくらいですからね。(苦笑)
プログラムは全曲日本初演の外国作曲家の4作品ですから、トーゼンといえばトーゼンなんでしょう。
これが邦人作品なんかがあれば、関係者でもう少しは
集客があるのではないかと。
会場内では、おなじみの大御所や若手の作曲家さまの
お顔がちらほら、この手のコンサートって、特定の観客がリピートしてるんでしょう。って、ぶっちゃけ過ぎですか?すんません。
でも、耳と脳の通り道に、なんか刺激物が流れたような気がして、よいトレーニングにはなりました。(なんの?)

ぶっちゃけついでに、せっかくですから感想でも綴っておきます。ほんとに率直にいっちゃいますよ。
もちろん創作に対する真摯な姿勢には敬意を払っておりますがぁ。

音楽の現在 〜 海外の潮流 〜

◇曲目
 ザヴィエル・ダイヤー(1972〜):ソネットVIII(2004)

・ごくまれにインテンスな響きがあるものの、きわめてぼんやり、もやっとした、知的で詩的な作品。この手のサウンドが好きな人には好きなんだろう。悪く言うと、わりと日本人の若手前衛作品によくありがちなフォーム、に聞こえた。ごめん、ぶっちゃけ、後半意識が飛んだ。ほんとの曲の終わり頃のアンティークシンバルの衝撃音で目覚めたて、ぼんやりしていたら終わった。

 ファウスト・ロミテリ(1963〜2004):死んだ街のラジオ(2002)

・よかった。ロックな感じ。アカデミックな人は鼻であしらうだろうとことは容易に想像がつくけど。個人的には「今日の音楽」に希望が持てた。打楽器奏者がメガホンを使ったり、レインスティックを使ったりと未既聴感サウンドが展開。エレキギターがノイズ的な音響を発する。このような試みが成功した例はあまり聞かないが、バランスがよかったせいか、単なる脅かしとか見せ物的な効果ではなく、うまく同居しているところがいい。そのようなサウンドが折り重なる、単純にドキドキ・ワクワク感というものが存在するのがよい。フレーズというか音型そのものに、強さがあるのがさらによい。そして枠組みや現象がシンプルで、聞き手に共感を巻き起こることがよい。(もちろん聞き手の好みだろうけど)ラストにギター・シールドのノイズで曲が閉じられるあたりもツボ。現代作品で研究目的を除いて、繰り返し聞いてみたいという思わせる希有な作品だと感じた。ブラボー。

 ハリソン・バートウィッスル(1934〜):夜のブラック・バード(2004)

・一昔前の前衛作品的な空間。いわゆるありがちな感じ。いまいち盛り上がりに欠ける。やりたいことはよくわかる感じ。冒頭の低音群からの印象は好き。後半につれて、ドキドキわくわく感は衰退していった。

 ゲオルク・フリードリッヒ・ハース(1953〜):静物(2003)
 
・シンプルな構成で面白い。明快な「歌」が聞こえる。ミニマル的な扱いでサウンドが変化する。微分音を素材としながらも、リズムを限定することが難解さを軽減し、響きそのものに耳が集中できる。これは発見。だいたい、音のパラメータをそんなにいじくり回したても、耳の分解能はそんなに立派もんじゃないだろう。それくらいでやっと追いかけることができるのだろうよ。バリトンサックス(ソプラノ持ち替え?)というのも、サウンド面の特徴になじませる意図がよく伝わったのは、よいと感じました。

というのが、率直なところの感想でありまする。

で、某関係者筋の話によると、指揮はけっこうスコアの再現性に欠けているというか、演奏がむごかったという話も入手しました。なるほど、事前に曲の知識を得て、聞くと、もっといろんな細かいことが気がかりになるもんですよねー。そりゃそうだ。確かに指揮のrit.からこぼれて飛び出すヴァイオリンとか「ぎゃふん」と思いましたけど。(苦笑)

| | トラックバック (1)

2005.08.21

「卒塔婆小町」公演

@荻窪「音楽空間クレモニア」

たった一日の公演が終了。
なかなか適度な緊張感でまずまずでした。
駅前の南口の居酒屋で打ち上げ。
「萌え」話で盛り上がる。
最近は、なにかに萌えたくてしょうがない。
なにかよいネタはないだろうか?

デザートに注文したちょっぴり大人の味の
アフォガート。

050821-2205

帰り道のチャリ。
暑さが残るものの、風が心地よい。
すっかり深夜自転車族、サイコー。

| | トラックバック (0)

2005.08.20

「卒塔婆小町」前日リハ。

@練馬区某区民センター

あああああっついね。

午前中にコラム入稿。
最近の音楽配信ネタ。
iTMSでデータベースミスで、一枚50円のアルバムが
放出されたという。
店舗ショップではありえない価格設定が、
ちょっとした不注意で実現する訳ね。

夕方から、明日の本番のリハ。
相も変わらずチャリ。
気温は暑いけど、どことなく秋の空。
いい季節になるね。残暑。

三味線とのアンサンブルは思った以上に好調。
今回は棲み分けがうまくできたと思う。
ピアノは空間系、三味線は衝撃系。
バランスが対比が面白い。

写真撮ってきた。
ふわふわがついた側面とバチ。

050820-2013050820-2014

帰りがけに、一週間のお楽しみのマッサージ。
ううーん、極楽、極楽。

| | トラックバック (0)

2005.08.17

日々雑感

近頃、特に出掛けるイベントなどもなく、おとなしくデスクワークであります。よって思うところを箇条書き風に(っていうか、過剰書き?)

◆雷とか地震とか、このくそ暑さといい、地球はどんどんおかしくなっているのを実感する。関東も結構揺れた。すごく長くて船酔いのよう。いつくるんだ首都圏は!

◆突然ですが、私、ここに高らかに宣言します。
「ビックカメラ派だったが、ヨドバシ派に転向します!」
微妙な決意はそんなところだ。
さっそくゴールドポイントカードを作成。もうビックのポイントはすっからかんでありますな。
理由はただひとーつ、新宿西口店への自転車でのアクセスが便利なこと。ビックの西口は駅の真ん前過ぎて、チャリで近距離まで行くのに、多少躊躇いがあるから。
早速初ヨドバシの戦利品→電動歯ブラシの替えブラシ、DVD-R、プリンタ用紙、そしてSONYの「MDR-NX1」というインナーイヤーのヘッドホン。

◆で、SONY「MDR-NX1」雑感。

http://www.ecat.sony.co.jp/avacc/headphone/acc/index.cfm?PD=18582&KM=MDR-NX1

これ、ネックストラップとヘッドホンが合体したもの。
iPod mini単体ではストラップの穴がないので、iPod miniにシリコーンジャケットをかぶせて、その穴にストラップをつける。これで首からぶらぶらさせて、イヤホンも絡まなくなった。ちょっと便利。でもiPod miniでも結構重量があるので、ぶら下げられたminiちゃんは、かなり激しくぶらぶらする。蛇足ながら「長崎ぶらぶら節」は「なかにし礼」の直木賞受賞作品。自分は読んだことはない。閑話休題、「おいら(あたしぃ)音楽聞きながら移動中でーす」というのが恥ずかしくない人、あるいは、むしろ周囲にアッピールしたい人にはおすすめの逸品。そういうのが恥ずかしい人、こっそり持ち運びたい人には不向き。自分は後者。音質は低音が貧弱。

◆あちこちのコンビニに「酸素入りウォーター」の品揃えが豊富になってきている。勢いで思わず毎日愛飲。
なかでも「酸素水 OXYGEN O2」というものを発見。

http://www.oxygeno2.jp/oxygeno2/index.php

これって通常の15倍の酸素を含むミネラルウォーターで、なおかつ微炭酸らしい。ってことは、おぃ!二酸化炭素と酸素が同居しているのか、この水には?どうも、単純に考えても、複雑な飲料だな。

◆「24 -TWENTY FOUR- シーズンIV」を激しく楽しみにしてる男が、ほらここにも一匹。はやく9月2日こないかなー。っていうか、今月中の仕事をあげなきゃね。>自分

◆日航機墜落から20年。フジのドキュメンタリーで放映した『8・12日航機墜落 20年目の誓い〜天国にいるわが子へ〜』を観て、考え深く思っていたところに、ちょうど放映後のニュースで、JALがまたもや、リアルタイムでエンジントラブル。おいおい、そんなタイミングで問題起こすなよ。っていうか、事故多すぎ。旅行で飛行機に乗るならともかく、実家帰省の度に利用せざるを得ない人にとっては、もっと安心できる乗り物じゃなきゃいけないのだよ、飛行機というものは。

◆自転車のチェーンが緩んだ感じで、はずれる現象が頻発。お盆時期に空いている自転車屋さんが、このあたりには皆無。数日我慢してようやく整備。チェーン調整で¥1200也。ほぼ毎日乗り潰しているので、さすがにガタが来たか。チェーン調整?人生において初体験。小さい頃そんなことしたっけな?

◆「ホリえもん」?マジですか?

◆アポーの「Mighty Mouse」をゲト。

050819-0120

瞬間的に忘れていたのだが、どうやら発表日にWebのアポストで勢いでBuyNowしたらしい。いまいち使いこなせていない。現在、トラックボールとワイヤレスと、Mightyの3つのデバイスが机上に。使い分けはどうするの?>自分。デザインの改善とワイヤレス化を切に望む。

◆重要な仕事ツール「楽譜作成ソフト」の本格的乗り換えを検討中。「Finale」は手書きよりも速く使えるのだが、「Sibelius」は、まだまだ全く要領が掴めない。しかし、本国で発表された「Sibelius4」では、なんと映像同期が可能だそうだ。シーケンスソフトはまだしも、楽譜ソフトで映像と同期できるというのは劇伴作家にとっては、かなりご機嫌。これまでVTRを回して、任意のタイミングで、ソフトの「プレイバック」のスタートボタン、はーい、ドン!で合わせるしかなかったのだよ。なぜここだけアナログなんだ!って思っていたところに、この機能。いやー、すんばらしいね。で、もってもっと感動するのは、パート譜とスコアが連動していて、どちらかを修整すると、リアルタイムで相互に反映されるんだとか。これってすごいことじゃない。

◆「ポッドキャスティング」の配信を試したいばっかりに、お気づきじゃないかもしれないけど、このブログにもPodcastingのバナーだけは張っておきましたよ。近日中にこっそりなんか素材をアップしてみますよ。もちろんネットラジオとかじゃないけど、著作権的に問題ない音素材とかね。

| | トラックバック (0)

2005.08.14

「卒塔婆小町リハーサル」その2

@練馬区某区民ホール

寝過ごした。昼過ぎにようやく起床。我ながら鬱。
昨日と同じ場所なので、例によってチャリ。
途中で食事をしようと企んでみる。
こうも暑いと、むしろ暑いものを食したくなる。
「ああ、ラーメンだ」という不意の天からの啓示を受け、以前の味が忘れられず、荻窪のラーメン屋をめざす。
お盆まっただ中、休みだったら…。という不安がよぎるのだが、そんときゃぁ、そんときで。

見事にありつけた。腹のすき過ぎも手伝ってか、無性に旨い。旨すぎる。こんなに「中華そば」がうまいとは。
感無量。国士無双。阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数。

腹ごしらえが済んだところで、リハーサル場所へと急ぐ。
どーでもいいんですが、ここの区の施設のエレベータですごく気になるのが表記がこの二つ。

050813-1803050814-1757

「開く」はよいとして「閉る」、「異常」ではなく「異状」。うーむ、どちらも日本語的には間違っていないようだが、なかなか文学的な表現な気がする。普通「閉まる」だし「異常」と書きたくなるのがもんだが。あるいは、かなりのご高齢の方が作成してるのかもしれん。どちらにしても、この表現はありえん。

昨日に引き続き、リハーサル。ピアノに合わせて旋律を三味線で弾いてもらう。あっ、なんか不思議だ。(苦笑)ピッチがとりにくいのはご愛嬌。でも、ありえなくはない。打楽器的な要素も多分に含んでいる。

音楽のきっかけを一通り確認したところで、時間いっぱい。また次回。昨日は寄り道したので、本日はまっすぐ家路を急ぐ。今日は雨にはあたらなかった。ラッキー。
すごい久々の田舎の友人からメールが届いていた。そうか、地元は花火大会だったのか。

| | トラックバック (0)

2005.08.13

「卒塔婆小町リハーサル」その1

@練馬区某区民ホール

ちょっと弄りたいので、場所は伏せます。
我が家から青梅街道沿いにまっすぐ
所要時間、一時間弱。

来週の日曜日の公演のリハーサル初日。
といっても、演目自体は2回目。
前回はハープとピアニカとボンゴという組み合わせ
だったが、今回はハープの代わりにピアノ
そしてピアニカの代わりに三味線!という
異種格闘技戦。もとい和洋混在アンサンブル。
琴とピアノのデュオは試したことがあるものの
三味線ははじめてである。
いったいどうなることやらだ。

三味線はいわゆる文化譜というタブラチュア譜風の譜面になるので、五線譜をいくらか翻訳する作業をしてみる。提示した五線譜の素材を、三味線でなぞってみてもらう。西洋音楽の知識で持って、あーだこーだ説明を試みるものの、どちらも共通言語が無い感じで、英語と日本語で会話をしているような不思議な感覚におそわれる。しかし、慣れてくれば、徐々に翻訳作業が進む。

邦楽器と西洋楽器とのコラボレーションはなかなか一筋ならではいかないものだ。

直感的に思うのは、三味線はピッチ(音程)よりも音色の概念の方がはるかに大きいと思う。たった一音を弾くだけで、一瞬にして空間ができあがる。無の場所に投げ込まれた、糸の軋む音までもが遥かに音楽的に聞こえる。西洋音楽の響きに耳が慣れすぎているのかもしれない。あるいは、極端に減衰が速い音。むしろ減衰した後が無音が極めて音楽的。「無」やら「間」というものに美的なものを感じる。うーむ、これぞ、じゃぱーん。

まぁ、うまく表現できないが新鮮な体験だった。

というわけで、明日までに翻訳作業をお願いして、本日は終了。

帰りに突然の雨に見舞われる。コンビニの軒をお借りして一時をしのぐ。小降りになった隙を見計らって急いで帰宅。の予定だったが、荻窪のマッサージ屋にてグキグキされる。かなり身体が軽くなったところで、残りの道をひたすら漕ぎまくる。蒸し暑い夜だが、のんびり自転車をまんざら捨てたもんじゃない。

| | トラックバック (0)

2005.08.08

武勇伝、ぶゆうでん。

公演も無事終了しました。
ご来場いただいた皆様へ、
この場を借りて感謝します。

結局4回公演で、最後でようやく雰囲気をつかんできたところで終了です。
まぁ、いつものことなんですが
やはり終わりのテンションというのか、
毎度、不思議なものです。
生の舞台の醍醐味ですな。

渋谷のYAMAHAで資料などを購入。
その足で渋谷のアップルストアに行きました。
予想よりもはるかに狭い空間でした。
渋谷という立地を考えると、こんなもんでせうか?
変な角度から撮ってしまったので
アップルマークがへしゃげてます。(苦笑)

050808-1843

諸連絡。

・すっかり前の公演ですが映画+生演奏「眠り姫」の当日の模様が紹介されてます。ご来場いただけなかったみなさまにも雰囲気が伝わるんじゃないでしょうか?
http://www.nemurihime.info/document.html

・映画「晴れた家」(「トニー滝谷」プレミアム・エディション特典DVDに収録)
村上春樹の世界を、魅力のキャストとスタッフで映画化した静かな愛の物語。劇場公開されたメイキング・ドキュメンタリー『晴れた家』など145分の特典映像を収録したプレミアムDISC付き豪華2枚組仕様で発売!
村上春樹の短篇小説「トニー滝谷」を市川準監督が念願の企画として映画化。村上春樹の世界を、実験的手法と透明感溢れる映像によって繊細に描き出す。主演はイッセー尾形と、『たそがれ清兵衛』『父と暮らせば』等で
今や日本映画界を代表する女優・宮沢りえ。音楽は坂本龍一が手掛け、ピアノを基調にした静謐で美しいサウンドを創り出している。

んだそうです。メイキングの音楽も坂本龍一だと思ったあなた、大間違いです。残念でしたね。(苦笑)
http://store.yahoo.co.jp/discstation/gnbd-1051.html

・「陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱による若手作曲家新曲発表会」の委嘱作品。

9月17日に東京芸術劇場で行われる「東部方面音楽隊第44回定期演奏会」で再演される予定らしいとの情報でしたが、プログラムの都合で、私の作品と坂井貴祐氏の作品は先送りになりました。今回は残念なのですが、初演(しかもカットなしの完全版で)のお約束はしてもらいましたので、次回以降の東部方面音楽隊の公演で取り上げてもらえることを楽しみにしてます。予定していた皆様申し訳ありません。またいずれ連絡します。

突然ですが、「オリエンタルラジオ」というコンビが妙に頭から離れません。「武勇伝・・・」のやつ。(笑)
キャッチーかつ、一歩間違うとダサ恥ずかしいフレーズが前頭葉をくすぐってしょうがないのです。

マッサージ行きました。相変わらず、無言で的確に凝り部分を見つけ出し、ぐいぐい指圧されました。「かなり硬いです」と苦笑されました。そう、おっしゃる通り・ファイアー通りです。しかし、あなたはすばらしい技術の持ち主であられますね。いつもながら、激しく感服いたします。うぃ。

| | トラックバック (0)

2005.08.06

公演初日

@沼田絵本美術館

11時開場入り。
リハーサルと昼夜2回公演。
3回も通すとへばりぎみです。

演奏自体は身体的にはたいした負担ではないようですが
タイミングなどに気を使うために精神的な疲れが
どっと出ます。
大きなミスはなかったものの、細かなミスが結構自分としては気になるものです。集中力との勝負です。

帰ってからコラム原稿を入稿。また地震です。
明日に備えて早めに寝ます。

050806-1335

| | トラックバック (2)

2005.08.05

前日リハ

@沼田絵本美術館

明日から二日間の公演がはじまる。
現地会場にてリハーサル。
ヴィオラのH氏と用賀駅で待ち合わせて
タクシーで移動。

木目調のピアノで、雰囲気は良い。
これは、物語に登場する「ちびたん」というキャラクター。
じつにお茶目でかわいいやつです。

050805-2023050805-2024

慣れない緊張感からか、帰ったらそのままの格好で
寝転がったまま朝を迎えてました。
身体だるーい。

| | トラックバック (1)

2005.08.04

高級オフィスチェア

我が家に届いたオフィスチェア。

050804-2347

コクヨの売れ筋。まとも買うと結構値が張るのだが、
オークションにてわりとお得な価格で購入。
少し前から身体を気遣って検討していた。
これで少しは快適に作業できるだろうか?

さて、iTMS日本が開始のニュース。
8月開始という記事はあったが、このタイミングで
少々驚き気味。
他の配信サイトが価格を一気に引き下げ。
影響力大きいですね。
これからが音楽配信の夜明けだと思いますが。

| | トラックバック (0)

2005.08.03

「広島の母たち−その1−」

@大塚スタジオVARIO

音楽を担当した公演を観に行く。
今週毎日公演なのだが、今日しか空いてないので、中日に顔を出す。
ゲネに音楽素材を渡したきりなので、どのようになっているのか心配だったが、
流石に何度か合わせをしていただいたのだろう、
雰囲気と間をうまく取り入れた演出と演技で、うまくリンクしているように思えた。感謝。

終演後の乾杯に参加し、楽日に顔を出せないことを詫びる。
9月はじめから、またこちらで公演がある。
今月末にはまたリハーサルに立ち会う約束をして、早々に失礼する。

で、本日帰宅途中で見つけた猫。

050803-2325

| | トラックバック (0)

2005.08.02

「うごく絵本」リハーサル 3回目

@関区民ホール

東急ハンズでみつけた
電磁波を吸収して育つサボテン。だそうだ。
ほんとか?まぁ、気休めに購入。
まぁ、見た目にかわいいからよしとする。

050802-1314

自転車コイダコイダ。
渋谷→井の頭通り→環八→青梅街道→武蔵関。
青梅街道の交差点で信号待ちしていたら
間近に「ぐわっしゃーん」という鈍い音が響く。
視線を前方にやると、なんと車がカマホリ。
フロントべっこり。
あわわわ。目の当たりにしてしまいました。
まぁ、人命にはかかわらないくらいの事故ですが
気をつけてくださいよ〜。

到着したらすぐにリハーサル。
終わったら、ドイツ留学中の後輩が一時帰国中との
ことで誘われ、練馬へ。
青梅街道から千川通りへ、あと道沿い。

ビルディーにて遅い夕食、そしてデザート。
よく走った一日。

050802-2253

| | トラックバック (0)

« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »