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2005.07.31

リハ×2

@大塚「スタジオVARIO」→南大塚社会教育会館

このタイミングで芝居の音楽が2つもかぶってしまったので、もうこの一週間は時間との戦い。
曲作っては、音源あるいは譜面をもって次の日のリハに当てるという日々の連続。
これ、さすがに身体と心に悪いです。
生きた心地がしませんな。(苦笑)
本日のダブルのリハーサルが終了したので
一気に開放感に浸りきっておりまする。

とりあえず大塚駅到着。夏祭りの雰囲気炸裂。

050731-1341

明日からの大塚での公演は、ほんとに間に合うのか不安でしたが、かえって程よく凝らなかったことが、かえって芝居の邪魔にならない程度のアンビエントな印象を強めていて結果オーライでした。ああ、よかった。

その足で夜からは、もうひとつのリハーサル。
ここでは自分はピアノを弾くので、頭の切り替えが大変。こちらもなんとなく全体像ができあがってくる。
ヴィオラのH氏との息も、昨日よりは歌い方が合ってくる。

ほんとにほっとした。
というか、やればできるもんだなと。
極限状態を味わった一週間でした。
気がついたら、8月に行われる舞台公演、大小問わず自分が関わったものは4つのプロジェクトがあることになっている。よかったら遊びにきてください。

帰りの道端でみつけた猫。
静かにしているところを激写しようとしたら、起き上がった。
ちょっと恐い襲いかかってきそうな写り。

050731-2157

疲れた身体で遅い食事をしながら日本酒などをかるく一杯。
これはこたえた。酔っぱらったっす。


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2005.07.30

しずくまち「うごく絵本」リハーサル2日目

@駒込社会教育会館音楽室

ヴィオラを向かえて、はじめてデュオにて
リハーサル。
譜面ぎりぎり駆け込みセーフ。
ふぅ。
帰ったら明日のリハの用意。
俺、寝られる?

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2005.07.28

オフィス・サエ公演リハ見学

@大塚「スタジオVARIO」

週明け、8/1日から一週間行われる公演の
通し稽古を観に行く。
曲はこれから作る。え?
えっと、今日は28日だから、前日ゲネまで3日。
俺生きてる?

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2005.07.26

しずくまち「うごく絵本」リハーサル

@光が丘区民センター音楽室

8/6、7日の芝居の音楽リハ。
とりあえず仕上がった譜面を携えて出掛ける。
今日はピアノひとりで曲のサイズやタイミングを計る。
台本からの想像で作ったものが多いが
今日初めて雰囲気がわかったものもある。
帰って若干の手直しとアレンジ、そしてこぼれた分を至急仕上げなければならない。

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2005.07.24

Ryuichi Sakamoto JAPAN TOUR 2005

@ZEPP東京

昼間に知人の劇団の公演に行って、その足で夜には教授のコンサートいってきました。お台場付近はなんか不思議な見晴らしですね。

050724-1651

さて、ZEPP東京です。立ち見でした。さすがに足腰にきますよ。(涙)さらに立ち位置を間違えると、観にくくてしょうがない。で、曲目やレポートなどは「ばーたろ」さんのが参考になります。

「B-2」からの選曲や、YMOのあの曲など、結構刺激的な選曲です。ああ、それもやっちゃうの?みたいな。
マニア泣かせです。まだ「線メリ」やるの?オリジナルのサンプルを多用していたのと、ヴォーカルもあらかじめ定着してあるものを使用しているためにライブ感に欠けるのが残念でした。トリオツアーの時のような生々しい臨場感があったら最高でしたが。立ちっぱなしだったのでそれどころじゃなかったかも。前方指定席でゆっくり鑑賞できれば、また別の感想だったかもです。

入場前に会場前に待っている人たちの足下をふと眺めていたら、
「New Balance」率が高いことに気がつきました。こんなところにも坂本効果が。


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2005.07.23

「陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱による若手作曲家新曲発表会」

@東部方面音楽隊大演奏室(陸上自衛隊朝霞駐屯地内)

縁があって、ありがたきお誘いを受けました。
久しぶりの真剣に書いた吹奏楽作品です。
坂井貴祐氏清水大輔氏八木澤教司氏と私の4人による委嘱作品の試演、そして後半は、ポップなステージ。近隣の高校生なども招待されていました。

和光市駅集合で、自衛隊のバスに乗り込む。
はじめて敷地内に入りました。完全にお上り状態です。

050723-1619

私の作品「リチェルカーレ」ですが、以前室内オーケストラ用に書いたものを、改作し、ウィンドアンサンブルにオーケストレーションし直したものです。もともとソナタ形式の枠組みを借りたもので、10分前後の曲になってしまいましたが、どうやらやはりコンクール向けには縮めた方がよいと、たくさん言われました。(苦笑)
今回のは完全版として、素直に7分前後にカットしたものを作る予定です。タイトルは「リチェルカーレII」とかになるのかなぁ?おお「メトセラ」みたいだ。

他のお三方の作品も力作でした。さすがに慣れた響きがしてました。自分反省。清水さんのは非常にドラマチックでダイナミックで派手な作品。坂井さんのはミニマルテイストな作品。八木澤さんのは、おなじみの美しいハーモニーとほどよい展開、印象的な打楽器を使った、とってもコンクール向きの曲でした。

今回の委嘱作品4曲は、9月17日に東京芸術劇場で行われる「東部方面音楽隊第44回定期演奏会」で再演される予定らしいので、よろしくお願いします。

終演後、和光市駅前の居酒屋で関係者の方々と呑んでいたら、あの地震。電車がストップ。まぁ、呑んでいるのでよいですが、自宅が心配。荷物がうずたかく積まれているので崩れてないか心配。帰ってみたら無事でした。

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2005.07.21

「星になった少年」

ここ数日、鬼のように忙しい。
なんか日々忙しいと言ってる気がするけど、
ほんとに気が滅入るくらい忙しい。
一年に二度くらいあるピーク時だ。
ちょっと鬱。

坂本龍一の「星になった少年」のサントラ
自分的にヘビーローテーション中。
癒される。
リリシズムといってしまえば、それまでだが。
なんかヒット。
アルバム全体にサウンド的な遊び心があるし、
テーマ曲のサビ的なところは、琴線ポイントを押さえてあるけど、
ブリッジ部分との対比が秀逸だし。
特にテーマのハーモニーで
五度5度(ドッペルドミナントだっけ?)の転回型
になるところなんか、
近年の教授にしては意表をつかれた
クラシカルな響きでツボ。
ティンホイッスルもノスタルジックでよいね。
なんでも最近流行っているんだってね。

ああ、疲れた心には一押しだね。
テーマの冒頭が、ユーミンの「春よ…」っていう
ところとかぶるのは自分だけじゃないはずだ!

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2005.07.19

ハグハグRec.

@新中野

先日の演劇テーマ曲のレコーディング。
新中野にあるリハーサルスタジオ。
スタジオのミキサー使おうかと思ったのだが
なんか配線がややこしいので、
手持ちのコンパクトレコーダーで録音。
ヴァイオリンとヴォーカルを生に差し替え。
っていうか、ここのスタジオ、防音を確認したのだが
隣の部屋の爆音が漏れてきて、心配。
まぁ、かえって確認したら、うまい具合に
拾ってなかったので、一安心。
Mixして、今週末完成予定。

050719-2223

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2005.07.18

「OPAAI」

村松正浩監督作品「OPAAI」の確認&仕上げ作業。
@自宅。
(ちなみに「オパーイ」と読む)
作品の詳細は、「晴れた家」のサイトにて。

公式サイト

というわけで、7分という短編ですが、なかなか面白いですよ。
音楽に関してはアンビエントぽい音響が中心。
最近、生ものばかりだったので、結構楽しみながらやらせてもらいました。
全体にうねってます。冒頭のテーマは、極太のストリングスのありがちなパロディーなのですが、
これが笑えます。というか、作りながら監督と盛り上がってました。
この音楽付きの再編集された完全版は、新潟にて上映されるそうなので、
お近くの方はぜひ観に行ってください。

完成記念という訳で、監督と中野のジンギスカンにいきました。
またまたまたジンギスカン。(笑)
というか、ここでさんざんジンギストークをしているので、
最近はあうひとあうひとに、誘われます。
あまり馴染みのない方には、ジンギスカン=「癖のある味」
という図式が定着しているようですが、
どうも最近はそうでもないらしいです。
道内から新鮮なものを空輸しているところが多いからですかねぇ?
ここ、中野の店も老舗で美味です。
ただ難点は店主の人間性に「癖」があることです。
あら、どうも。

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2005.07.17

「星の王子様」

演劇のテーマ曲のアレンジができあがったので、デモを渡す。今回は歌モノ。
歌のレコーディングと、生のヴァイオリンをかぶせる。
オケ風のアレンジ。でも結構好き放題やらせてもらった。
やっているうちに凝り始めて、できあがってみると、ずいぶん思い入れが深い。

公式サイト

合間の時間を使って、散髪。休日なのでずらそうとおもったのだが、しょうがない。

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2005.07.16

「ユニットバスシンドローム」

@シネマアートン下北沢

プロデューサーのHTくんから、上映初日のご案内のメールをいただいたので、さっそく出掛ける。

公式サイト

下北沢なので、また自転車。

会場付近で、K氏と出くわし、一緒に会場へ向かう。

舞台挨拶があり、眠り姫でキャストとして参加しているKさんが司会進行。
なんか知り合いが多い。
実はこの映画、できたての初号のときに拝見させてもらっている作品。
そのときは、中野ZEROの視聴覚ホールで上映した訳だが、
その時、場所を借りるのに協力したのだった。

今回はさらに編集に手を加えたヴァージョンとのこと。
親しみやすいストーリーの気張らない映像を中心に
切々とまとめられたファンタジーとでも言おうか。
男子たるもののあこがれ、空想の延長的ラブストーリー。
着眼点がよい。
映像的には、ごくごく自然なシーンの連続でそつなくまとめられている感がある。
この辺が、もっと映画な空気になれば、きっと傑作となるだろう。と個人的には思うのだった。

帰りに主演の女優さんが、来場記念ということで
Marc Chagallのポストカードにサインをしてプレゼントしてくれた。
なんかこういったことがうれしいですよ。心遣いが肝心ですね。

行く道でばったり会ったKさんと、近くの和食屋でランチを食する。そして喫茶店で一服。
仕事がたてこんでいるので、下北沢で別れて家路を急ぐ。
とはいいつつ、環七経由で帰路の途中、
ずっと気になっていた「厄よけのお祖師様」として知られている妙法寺へ立ち寄ってみる。
落語「堀之内」でおなじみ。

050716-1536

参拝して、おみくじをひいてみる。今年になってはじめてだわ。
半年も過ぎたというのに。しかも微妙な中身だわ。

050716-1540

夜は演劇関係の打ち合わせで中野の隠れ家風居酒屋。
入り口がいかにも怪しい作り。(苦笑)なかなかお忍びぽいところで、雰囲気はよい。
どーでもよいのだが、今月末に、芝居が二本まるかぶりになってしまった。どうする、オレ。

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2005.07.15

珍奇な演奏

ここ数日、シーケンスソフトとにらめっこ
打ち込みですな。
短編映像の作品と演劇のテーマソングのアレンジ。

日々、スコアとさんざん格闘しているので
なんか感を取り戻すのに時間がかかるなぁ。
基本的に打ち込みは苦手なのです。
よくあんな細かい作業ができるなー。と感心します。
結構リアルタイム一発派です。
でも鍵盤がうまくないので、苦手な訳です。

煮詰まった時にはベランダで外の空気などを
吸っているわけですが、
今日に限って、近所から不思議な音がする。
よくよく聞いてみると、ピアニカの音で、
自分と同じマンションの住人が吹いているらしい。
で、なにを吹いているかと思ったら「宇宙戦艦ヤマト」ですよ。
で、なんかさぐりさぐり吹いている。
間違った風でもなく、音を探しながら吹いている。
でも明らかに高低がおかしいの。
うーん、じれったいとか思いながら
どんな人が吹いているのか、気になるよなー。
子供の吹き方じゃないし。
でもってなんで「ヤマト」なんだ??
好きなのかな?
変なの。。

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2005.07.14

またまたまた

初対面の田舎の同級生と夕食。
場所は下北沢。
ネットで知りあったわけだ。

現在、彼はバーで働きながら、
いずれ自分の店を開店するために頑張っているらしい。
一度、田舎に帰ったものの、30歳を過ぎて
また上京したという珍しいタイプ。
まぁ、気持ちはわからなくもない。

行きつけの飲み放題に連れてってもらい、
なんとここにも「ジンギスカン発見」
「いくっきゃないっしょ」ってことで
2人前を注文。

なんだか、へんてこな状態の鍋が登場。
ジンギスカン鍋に紙がかぶさっており、
その中に野菜がてんこ盛り。
紙ははずさずにそのまま焼くという。
へぇー。

050713-2144

で、厚めのラムが登場。
かなり高級なお味。高級羊肉。
「もっとペラペラな肉」がよいだとか
「うどん出せ!」だの「味付けでないのか!」とか
二人で好き放題騒いでました。
ああ、なんて、ガラの悪い道産子組。

やっぱりたまには、あの安っぽくて、
ぐちゃぐちゃなジンギスカンが
食べたくなるものですな。
焦げてへばりついたうどんが極めて美味。

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2005.07.10

そこそこそこ。

完璧お気に入りのマッサージ屋を発見。
(いかがわしいマッサージじゃないよ。)
荻窪にある某指圧。

強めの指圧ながら、ポイントにズバっと、くる。
テクニックもさることながら
凝りを的確に見つけ出す。
「どこかつらいとこありますか?」
などという野暮は質問はない。
全身をひと撫でしただけで、なにもいわずに
ジャストヒット!
「うーむ、そこそこそこそこ…」

いやぁ、優れた教師のようだ。

音楽も落語もマッサージも、
ツボを押さえることが、きわめて重要だ。

って、そんなベタなまとめかよぉ。

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2005.07.09

あめあめあめ。

先月に大きなスコアを書いていたために
まったく手つかずで、お待たせている作業が何件かあるので、そちらの作業をコツコツやる。
そして来週掲載分のコラム入稿。

どーも、視力が下がったのか、眼鏡の度が合わなくなってきたので、
先週レンズ交換の依頼をしていた。
そのレンズが完成したので、取り付けしてもらうために中野の眼鏡屋さんへ。

急に度数を強くしたせいか、なんだかくらくらするぅ。

コラムネタのために、iTunes 4.9について調べる。
「Podcasting」に対応したわけだが、
いろいろ興味深いことが多い。

iTMSの新機能に「Publish a PodCast」が登場し、
自分のポッドキャスト放送を「ミュージックストア」に登録する機能があるのだ、これはすごい。
自分、ネットラジオ番組などは作成できないわけだが、
自作曲ならば登録できそうなので、いずれ試してみようと思う。

あと、大手プロバイダーのニフティが「ポッドキャスティング・ジュース」
という専門サイトを開設した。iTunesの発表の数日後。いや、実にタイムリー。

 ・「Podcasting Juice」:@nifty

 例えば、映画「七人の弔」の出演者によるポッドキャスティングもあって、
なるほど映画宣伝ブログにキャストの音声の価値をつけるというのは、実に興味深い。

 ここで便利なのが、サイトで提供されている、
ブログのRSSをポッドキャスティング対応のRSSに変換してくれる「Podfeed」というサービス。
敷居の高い配信を手軽にしてくれそうなので、わたしも近日、実験してみようと思う。

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2005.07.04

音楽絵巻 Taro Iwashiro Concert

@渋谷オーチャード

例によってタダ券が回ってきたので、
行ってきました。「岩代太郎氏」のコンサート。
国内において、オーケストラ系のフィルム・スコアリングでは、売れっ子といってもよいだろう。

最近の作品だと、「血と骨」NHK大河「義経」とか
朝の連ドラ「あぐり」とか。
日テレの松本志のぶの旦那といえば、わかるか。
久石、坂本、岩代、うーん、あとは誰だ・・・。
久石、坂本がどちらかといえばアーティスト寄りだが
岩代氏は職人立場なので、いまいち認知度が低いのだと思われる。

オーチャードにしては、微妙な客入りだ。
これだけの作品をこなす売れっ子にしても、客入りはこれだけ、
あと関係者もずいぶんいるんだろう。
国内の劇伴だと、集客はこんなもんなのだろう。
ちょっと消沈だ。

全体的にα波系のリラックスサウンド。
非常にオーソドックスなクラシカルなハーモニー。
イージーリスニング。
刺激が足りない?

「顔の見えない作曲家」とでも言おうか。
これ、皮肉でもあり、褒め言葉でもある。
例えば、久石なんか、もろに久石節前回なので
聞いただけで誰の作品かわかってしまう。
(サントリー緑茶の伊右衛門のCMなんか、そのまんまだ。)
それに対して、岩代氏の作品、色がついてない。
匿名性が高い。岩代節というものが見えにくい。
確かにメロディーは美しいし、ハーモニーも美しい、
極めて器用なのである。顔を隠すのがうまい。

この匿名性やら、器用な作風が、むしろ劇伴としては
功を奏しているのだろう。だから職業作曲家としては成功しているのかな。とも思う。
もちろん、その路線を狙っているのか、根っからなのかは本人のみぞ知る訳だが。

コンサートとして考えれば、映像を取り払われたイメージ音楽という側面が全面に押し出され、
結構飽きる。
癖が全くない、耳をするすると駆け抜ける心地よい音楽。
客層の大半が女性だというのも、そのようなものか。
ちょっと違うが、扱いはショパン的だ。
装飾品のような音楽。

と、極貧作曲家の立場で、憧憬と批判と入り交じった感想まで。(苦笑)

追記/ロビーで岩代氏が開発に携わったという電子譜面台が出展されていた。
とても興味深いものだが、これについては、また後日改めて書こうと思う。

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2005.07.01

ほくそ・M

このとき、レジがスロットだったら・・・。

050702-0218

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