@小松グランドホテル
朝方、旅館で目が覚める。
昨日の豪雨が嘘のように、ピーカン。
旅館で朝食を食べて、すぐにチェックアウト。
九十九湾の遊覧船乗り場の脇を通って
九十九湾小木の駅に向かう。
といっても歩いて2分くらいで到着。

さぁて、どうしよう?
とりあえず、お隣の「白丸駅」までいってみようとする。
ここはマニアには有名な「秘境駅」である。
「蛸島行き」に乗り込むと、流石に休日、
本格派「鉄マニ」の大兄たちがぞろぞろと乗車している。
一様に高価なカメラであることが本格派の証。

自分のような「なんちゃって鉄マニ」はおとなしくするしかない。
じっと車窓を見つめて、たまにケータイでこそこそと
記録するに留まる。
高校生の乗車率が高い。部活動なんだろうか。
休みの日なのに大変だな。
白丸駅で下車してみようと思ったが、勇気がなかった(苦笑)
乗り越しすることを決意。
しかし、ここで貴重な光景を目の当たりにする。
野菜売りのおばあちゃん、二人組が、この秘境駅でGet offするのである。
「うお〜っ」である。
もんぺ姿に、大きな天秤棒とカゴのスタイルは野菜売りしかないのである。
おそらく、農業懸場和子さん(76)である。
なぜ、わかるって?これこれ↓
読売新聞北陸発「情報・交差点いしかわ」
鉄マニにとって、この秘境駅利用者というのは、限りなくヒーローなのである。
ホームで立ち止まる、おばあちゃんの後ろ姿を車内から拝見させていただいた。
このすばらしい光景も来年の5月で見納めになるかと思うと
やりきれない気持ちになる。こんなところでしみじみしてしまった。
白丸を過ぎて、はてどこまで行こうか?
乗客の大半は「珠洲」で降りる、これにつられて一緒に下車。
駅前は、すばらしい。


ここで一気に「廃マニ」に変身するわけである。(苦笑)
駅前には魅力的な物件が揃っている。
しかし、ちょっと歩けば、大型ショッピングセンターやホームセンターなどが
充実している、このあたりが郊外の市であることを意味する。
海岸線にたどり着く。すばらしい物件をチェック。


登りの列車時刻まで、1時間少々であるから、駅前を徘徊するに留まる。
駅の待合室で、一休みしていると、おじさんに声を掛けられる。
「○★♦∮♣▲×*!」
さっぱりわからん言葉だった。
辛うじて日本語であることは理解したが。
かなり困惑動揺した。
おもむろに相づちを打ちながら、にこやかな笑顔で待合室からそっと退出する。
助かった。
やっと帰りの列車が到着。二両編成。
乗り込んで座っていると、いつのまにやら爆睡。
気がつくと、途中乗り換え駅の「穴水」の手前だった。
随分と高校生が増えている。
穴水に到着。祭りの提灯がぶら下がっている。
「長谷部まつり」と書かれている。高校生達は
今日の祭りが目当てのようだった。
「穴水」で乗り換えて「和倉温泉」に到着。
こうして「のと鉄道」探訪を終える。
本日は宿は、小松である。
和倉温泉で、小松までの特急券を購入しようとするが
「金沢止まりです。」と窓口で通達される。
なんでも福井で、ものすごい集中豪雨らしい。
特急はすべて「金沢止まり」とのアナウンスが構内に
流れる。
困り果てている客が多数見受けられる。
特急「サンダーバード」は金沢で終点となった。
金沢から小松までは特別ダイヤの普通「大聖寺行き」で向かう。
なんとか無事に小松到着。
一度ホテルに戻りまったりしていると、S先生が車で迎えに来てくれた。
夕食をおいしい餃子の店で頂く。調子に乗り、餃子二人前+丼物を頼んでしまい、
あえなく満腹で撃沈。くるしい。
それからS先生とお連れの方と一緒に、オシャレな喫茶店でコーヒーなどを頂く。
いやぁ、満足です。ありがとう!
ホテルまで送ってもらって、本日終了である。
ここは健康ランド規模のサウナ施設が併設されている。
たまには頑張った自分にご褒美なんで、マッサージの予約をしてみる。
サウナを3セット決行。マッサージのおばさんは、なかなかツボを心得ている。
かなり痛い指圧だが、おかげでだいぶ楽になる。うまいっ!また来よう。
明日は早いので、部屋に戻って就寝。