ベリオの肖像
@水戸芸術館コンサートホールATM
前衛では珍しく足跡を残して
昨年亡くなった、ルチアーノ・ベリオの
没後一周年の追悼コンサートである。
それにしても、水戸までは遠いね。
びっくりしたよ。
昼過ぎに「スーパーひたち」で出発した。
列車内は冷房が効き過ぎで寒い。
水戸芸術館ははじめてなのだが
すごくキレイで近代的な作り。
力入れてるな。
プレ上演として、電子音楽作品「顔」を上演
その後、講演会があって、夜は演奏会という
流れ、一日ベリオ三昧。
収穫は、セクエンツァシリーズが聞けた事と
アルディッティ弦楽四重奏団の演奏が聴けたこと。
女声のためのセクエンツァはもはや
音楽というカテゴリーから抜け出したという
印象を持つ。すばらしい。
チェロのためのセクエンツァも同様に
すばらしかった。ここまで楽器の表現力の多様さを
表出させる作品は、なかなかないだろう。
アルディッティ弦楽四重奏団はこの手の前衛作品では
超一流。
安定したアンサンブルと個々の力量のバランスが
見事に取れている、加えてスコアの解釈が見事。
晩年は豊饒さが漂う作品が多い。
これは作曲家すべてにあてはまる事柄なのだろうか?
上野に着いたのは11時過ぎ。
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